リクルートの離職率は高いって本当?データで解説

2024年4月22日

2024年2月27日

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Izul広報チーム

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最優秀エージェントが教える、リクルートへの転職方法

リクルートはブラックで離職率が高いとの噂を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。人材・広告業界最大手であることから、そこで働く社員は多忙を極めているイメージをもたれます。本記事では、リクルートの離職率や離職率が高いと噂される理由、よくある離職理由などについて詳しく解説します。

リクルートの離職率は高め

リクルートの平均勤続年数は、2022年の有価証券報告書で8.34年と報告されています。厚生労働省が発表する離職率データと比較すると、リクルートの離職率は高めであることがわかります。厚労省のデータによれば、日本の全産業の平均勤続年数は平均で13.9年です。これに比べて、リクルートの平均勤続年数が8.34年であることから、同社の従業員は比較的早く離職していることがわかります。

ただし、これだけでリクルートがブラックとはいえません。

リクルートの離職率が高いと噂される理由

リクルートの離職率は、他社と比較して高めであることがわかりました。続いて、離職率が高いと噂される理由について詳しく見ていきましょう。

職種によっては夜間対応が求められる

一部の職種では、クライアントや求職者との面談や連絡業務が夜間に発生することがあり、これに対応するためにリクルートでは、従業員に柔軟な働き方を求めています。

たとえば、美容室やエステサロンなどの情報を掲載しているホットペッパービューティーでは、店が日中はお客様対応が必要なために、リクルートの社員と面談できるのが夜間になるケースがあるのです。

がむしゃらに働いている人が多いイメージがある

リクルートには、がむしゃらに働いている人が多いといったイメージを持つ人もいます。これは人材・広告業界の競争が激しく、成果主義が重要視される環境であることからくるものと考えられます。より高い成果を目指す従業員が多く、人一倍努力しているためにがむしゃらに働いているとみなされ、これが離職率の一因と受け止められることがあるようです。

ただし、がむしゃらな働き方はすべての従業員に当てはまるわけではなく、働き方や労働環境によってさまざまです。リクルートは柔軟な働き方やワークライフバランスの健全化に努めており、離職率の高さは一概に全体に当てはまるものではないことに注意が必要です。

大企業は忙しいイメージがある

大企業には一般的に「忙しい」というイメージが定着しています。これは企業規模が大きく、多岐にわたる業務が行われていることで、従業員には多くの仕事量が求められる傾向があるためです。

実際に大企業によっては労働環境が悪く、従業員が業務に追われて長時間労働やストレスにさらされているケースもあります。リクルートは確かに忙しい場合もありますが、ワークライフバランスを重視しているため、ブラックといえるほどに悪い労働環境ではないのです。

リクルートのよくある離職理由

離職といえばネガティブなイメージがあるかもしれませんが、リクルートの従業員はポジティブな理由で退職することが多いといわれています。リクルートのよくある離職理由について詳しく見ていきましょう。

起業・独立

リクルートは多岐にわたる事業分野で活躍し、従業員に幅広い経験と知識を提供します。これが、一部の従業員に起業への意欲を刺激する要因となるようです。

またリクルートは、起業家精神を尊重しており、経験を積んだり独自のアイデアやビジョンを追求したりすることを奨励しています。そのため、将来的に起業することを念頭に置いて、リクルートに転職する人も少なくありません。

より好待遇の企業へ転職

従業員は、自身のスキルや経験に見合った報酬や福利厚生を求めることが一般的です。他の企業が提供する待遇やキャリアパスが魅力的である場合、従業員は転職することがあります。

全く異なる分野への挑戦

新たなスキルや経験を積むために他の業界や職種への転身を選択するのは、ごく一般的なことです。キャリアの多角化や専門性の拡充により、新しいキャリアプランが見つかる可能性があります。

リクルートの労働環境・働き方

リクルートは、福利厚生が充実しているうえに成長できる企業として知られています。ここからはリクルートの労働環境や働き方について、詳しく見ていきましょう。

福利厚生が充実

リクルートは、従業員の柔軟な働き方を支援する充実した福利厚生を提供しています。働く場所と時間の柔軟性を重視しており、一部職種を除いてリモートワークを理由・回数を問わず全社で行うことが可能です。

また特別休暇として、妊娠〜育児期間や家族のケアに使える休暇、ストック休暇などを導入していることも特徴です。

育児との両立支援策も充実しており、男女問わずさまざまな制度が用意されています。さらに、心身のリフレッシュを促進するための独自の制度も取り入れられており、在籍3年ごとに取得可能なSTEP休暇や、年次有給休暇を利用すると支給されるアニバーサリー手当などがあります。

年間休日数が多い

リクルートは年間休日数が多く、柔軟な働き方を実現しやすい職場です。従業員には年間平均週休約3日の休暇が与えられており、これにより年間休日は145日となります。

また特別休暇として、出産・育児休暇やケア休暇、ストック休暇などが提供され、これらは従業員が自分の状況に応じて有効に活用できます。このような制度によって、健全なワークライフバランスの実現が可能です。

成長しやすい

リクルートは、従業員が成長しやすい環境を整えています。多岐にわたる事業分野や革新的なアプローチが特徴であり、これにより従業員はさまざまなプロジェクトや業務に携わり、幅広い経験を積むことができます。リクルートは業界の最先端で働ける環境であり、業界そのものが常に進化しているため、向上心を持ち、新しいチャレンジに積極的に取り組む姿勢が求められるのです。

また、圧倒的当事者意識を重要視しており、クライアント企業の課題を自らのものとして捉え、積極的に取り組む姿勢が求められることも、成長しやすい理由の1つです。

クライアントの利益を徹底的に追求する

リクルートは、クライアントの利益を徹底的に追求する企業文化を持っています。クライアント企業の成功はリクルートの成功でもあり、その理念に基づいて積極的に課題解決に取り組んでいます。リクルートはお客様のビジネス課題を的確に理解し、最適なソリューションを提供することで信頼を築いています。

この姿勢は、従業員にとっても大きなやりがいを生む要因となるでしょう。

チームワークが求められる

リクルートでは、チームワークが重要視されています。メンバー同士が協力し合い、効果的にコミュニケーションを図ることが重要です。従業員は異なる職種やバックグラウンドを持つ仲間たちと連携し、お互いの強みを活かしてチーム全体の目標達成に貢献しています。

まとめ

リクルートの離職率は確かに高めではありますが、これは労働環境が悪いことが理由ではありません。従業員が成長できることに加え、ワークライフバランスの健全化を目的とした福利厚生が充実しているためです。離職率が気になる方は、まずはリクルートが自身に適しているかどうかを考えてみましょう。

監修者・安藤 優也

安藤 優也

大学院まで英語教育を学び、公益財団法人 日本英語検定協会に入社。
教育委員会・大学へのセールス、アメリカでの教員研修、公開試験実施の企画運営等に従事。

その後株式会社リクルートに入社し、営業経験者へのキャリアアドバイザーとして複数回の表彰もいただきました。
チームリーダー・育成者としての実績が認められ、キャリアアドバイザー育成を行う部署に異動。全社のキャリアアドバイザー向けの研修企画や研修講師を経験しました。

大手人材会社でのサービスを経験したからこそのもどかしさや限界を感じ、現在はIzulでコンサルタントを行っています。

著者プロフィール

Izul広報チーム

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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