リファレンスチェックとはどんなもの?内容や目的、依頼先、活用時の注意点を解説

2022年12月15日

2022年11月30日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

リファレンスチェックという言葉を聞いたことがあるけど、「一体どんなことをするの?」「詳しくはよく知らない」という方が多いのではないでしょうか。外資系企業の台頭から徐々に増えてきたリファレンスチェック。近頃では、日本でも取り入れる企業が増えてきています。

この記事では、リファレンスチェックの内容や目的、どこへ依頼するのが適切なのかについて解説します。リファレンスチェックの作成時に注意したいポイントも解説するので、ぜひ最後まで読んで転職活動に活かしてみてください。

リファレンスチェックとは

リファレンスチェックとは、企業が採用プロセスに取り入れている方法の一つで、企業が内定者・採用予定者の情報を第三者から得ることをいいます。秘密裏に調査されることはなく、採用予定者の同意を得たうえで実施されるのが特徴です。

リファレンスチェックの回答者は主に、採用予定者の前職上司・同僚・部下の2名以上となることが多く、採用予定者の前職での勤務状況や性格、働きぶりについてを回答します。

リファレンスチェックには、自分で前職の上司や同僚に頼む方法と、企業側が外部の委託業者に依頼する方法の2通りがあります。自分で依頼先を決める場合は、自分のことをよく知っている上司や仕事内容を理解しているなど、信頼できる人に頼みましょう。

また、リファレンスチェックの内容を熟知している人にお願いすることも重要です。

リファレンスチェックを行う目的

リファレンスチェックを行う目的は、書類や面接時に得られなかった情報を増やし、客観的に考えたり求職者を多面的に理解するために実施されます。

「面接時に話していたスキルや経験を自社で活かせるのか」など、第三者の見解を含めて総合的に判断する目的もあります。また、「遅刻・欠勤が多くないか」「勤務態度に問題がなかったか」など、勤務状況や仕事の取り組み方、性格などを知るために利用される場合も多いです。

転職先の企業が重要視しているのが、入社後のミスマッチを防ぐことです。企業が自分の情報を知り、本当に必要な人材か、採用してもよい人物かを客観的に判断する指標に使用されることを覚えておきましょう。

リファレンスチェックと前職調査の違い

リファレンスチェックの目的を理解した人の中には、「前職調査とどう違うの?」と疑問を持った方もいるでしょう。ここでは、リファレンスチェックと前職調査の違いをお伝えします。

前職調査は、主に転職先の企業が調査するもので、面接時に話していたことや履歴書の内容が合っているのかどうかを調べるものです。

前職調査では学歴詐称や金銭トラブルを起こしていなかったかなど、本人の仕事についての調査というよりも、個人のプライベートな情報に焦点を当てて調査するのが特徴です。

対してリファレンスチェックは、面接や履歴書の内容以上の情報を得るために行われており、主に採用後のミスマッチを防ぐ目的で調査項目を設定しています。

リファレンスチェックの内容

リファレンスチェックの内容は、前職での勤務年数や勤務内容、人間関係、人柄などについて聞き取りされます。また、仕事をする能力やスキルについても細かく調査されます。具体的には以下のような内容です。

勤務状況

・どのくらいの間仕事に就いていたのか

・仕事の内容は面接時に聞いた情報と相違ないか

・遅刻や無断欠勤はないか

人間関係

・どのような性格、人間性だったか

・上司や同僚とのトラブルはなかったか

スキル

・仕事の実績をあげているか

・リーダーシップを取れる人材か

・状況の変化に対応できるか

上記の内容はあくまでも一例です。職種・業種によって必要なスキルは異なるため、重点的に聞かれる内容も変わります。

リファレンスチェックの流れ

リファレンスチェックが行われるタイミングは、内定が出る前や最終面接の前後であるケースが一般的です。ここからは、リファレンスチェックの流れについて簡単に説明しましょう。

まずは企業側から求職者に、前の職場へのリファレンスチェックを行っても良いかの承諾を得ます。その後、自分で依頼先(主に前の職場)にリファレンスチェックの説明を行い、企業にメールアドレスなどの連絡先を伝えます。

連絡先を伝えた後は企業担当者が前の職場にコンタクトを取り、各種項目のチェックを行います。以降のフローは企業間で手続きされるので、求職者は何もすることはありません。

リファレンスチェックの依頼先はどこか

リファレンスチェックは、前職の上司・同僚・部下の2名以上に依頼します。自分と一緒に働いた経験のある人や、自分のことをよく知っている人に依頼すると良いでしょう。

直属の上司は普段から仕事の取り組み方や性格を把握し、評価する立場にあるため、リファレンスチェックを依頼する相手として一番適していると言えます。

同僚や部下に依頼する場合は、自身のポジションと近い立場の人間から仕事ぶりを聞ける反面、求職者にとって友好的な評価をしていると判断される可能性もあります。

万が一、前の職場から調査を断られた場合は、前職の取引先や前々職の職場の担当者に依頼するケースもあります。

リファレンスチェックを活用するのメリット

リファレンスチェックを活用する求職者側のメリットは、面接によって伝えきれなかった自身の得意分野やスキル、魅力を第三者から伝えてもらえることです。

前職の上司や同僚から新しいアピールポイントを引き出すことができれば、求職者にとってプラスの評価になるでしょう。また、面接時の自己PRの裏付けがされるため、企業側がより客観的な評価を下しやすくなります。

入社前に業務への適正やスキルが詳細に判明すれば、配属時のミスマッチも回避しやすくなります。

リファレンスチェックは拒否できるのか

「隠れて転職活動をしている」「上司とはあまり良い関係じゃない」といった理由で、リファレンスチェックを拒否したいと考えている方もいるでしょう。

実はリファレンスチェックは拒否することも可能です。しかし、企業側に「何か問題を抱えているかもしれない」「経歴に嘘や誇張があるのかも?」といった疑問を持たれる原因にもなりかねません。

もしもリファレンスチェックができない理由がある場合は、企業担当者に相談してみてください。

また、断れないからといって、仕事に関係のない人に依頼したり嘘の報告をすることは絶対にやめましょう。経歴に関する嘘が発覚すれば信頼関係を築くことが不可能となり、その後の選考に大きく影響します。

リファレンスチェックで内定が取り消される可能性は?

リファレンスチェックを受けて内定が取り消される可能性はあるのか、心配な方もいるかもしれません。リファレンスチェックが面接の合否に直結するかどうかは、リファレンスチェックが行われるタイミングによって異なります。「内定前」「内定後」それぞれのケースを見てみましょう。

【内定前】選考初期〜最終面接前

選考初期や最終面接の前段階など、内定の前にリファレンスチェックを行う企業の場合は、内容次第で選考に落ちる可能性があります。

内定前のリファレンスチェックは、調査内容を選考の重要情報として扱う側面がより強くなるため、企業にとってネガティブな項目があれば選考結果に影響を与える可能性があります。

職場への適性・成長性・性格・スキルなど、より幅広い項目が選考基準になるため、企業が求める人物像との相違があれば落とされるケースもあるでしょう。

【内定後】入社前のタイミング

内定が決定したあとのタイミングでは、リファレンスチェックを受けて内定を取り消されることはほとんどありません。内定確定後のリファレンスチェックは、適性の最終確認や配属先部署を決めるための情報として活用されるケースがほとんどです。

・面接と印象が違う

・職場で過去にトラブルを起こしていた

・周囲の評判があまり良くない

このような内容では、内定を取り消される可能性は低いでしょう。内定取り消しは不当解雇にあたる可能性が高いので、企業側もリスクを負う行動は避けます。しかし、経歴詐称などの重大な理由があれば、内定を取り消されるケースはあります。

リファレンスチェックの注意点

リファレンスチェックを依頼するときは、以下の点に注意しましょう。

・絶対に嘘はつかない

・リファレンスチェックの内容を理解してもらう

リファレンスチェックを依頼するときは、信頼関係が構築されている方を選びましょう。「該当する人がいない」などと嘘をついてしまうと、担当者の心象を悪くしたり、最悪内定を取り消されるリスクがあります。

現在勤めている職場でリファレンスチェックを頼みたくない場合は、企業担当者に伝えると前々職の企業に依頼するなどの対策をしてもらえるでしょう。

また、自分でリファレンスチェックをお願いするときは、リファレンスチェックの目的や内容などを説明しておくことも大切です。

リファレンスチェックの手段は、面談や電話、推薦書、メールによるやり取りなどさまざまです。どれくらいの時間がかかるかなども詳しく伝えられると、よりスムーズに調査を進めることができます。

まとめ

この記事では、リファレンスチェックの内容や目的について解説しました。リファレンスチェックは、面接では分からなかった求職者のスキル・経験・人柄などを前の職場の上司や同僚に聞き取りするものです。誰に依頼するかは自分で選べるので、自分のことをよく知っている人物で好意的に受けてくれる人を選ぶことが重要です。

内定後にリファレンスチェックを拒否したからといって内定が取り消されることはありませんが、「履歴書や面接時の説明に嘘があったのでは?」と疑われる原因にもなるので、可能であれば受けることをおすすめします。

不安に感じることは正直に相談し、誠実な態度で取り組むことが大切です。リファレンスチェックを正しく理解して、転職活動に取り組むようにしてください。

監修者・竹節 正輝

竹節 正輝

日本郵便 本社IT新規事業→パーソルキャリアにて個人表彰、新規事業創出プログラムDrit大賞→パーソルイノベーション株式会社 地方副業Loino PdM 霞ヶ関でキャリアをスタートしたのち、転職サイトdoda、事業立ち上げも経験。キャリアアドバイザーとイントレプレナーの2つの顔を持つ。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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