自己分析で転職を成功に導こう!具体的なやり方や自己分析ツールを紹介

2022年8月19日

2024年1月26日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

転職活動を成功させるためには「自己分析」が欠かせません。しかし、転職活動を行っている方の中でも、自己分析の重要性を理解し、正しく実践している方は少ないのが実情です。この記事では、自己分析が必要とされる理由や概要、具体的なやり方を紹介します。転職を考えている方はぜひ参考にしてください。

転職における自己分析とは

転職における自己分析とは、前職での実績や経験をもとに自分を掘り下げることです。就活時に自己分析を行う際は、まだ社会人経験がないため、アルバイトや部活、サークルなどで得た経験や強みを掘り下げることになります。一方、転職時に掘り下げるのは、前職の業務でどのような工夫をこらして、どのように成果へつなげていたかという点です。転職における自己分析では、就活時とは異なる面から自分自身を見つめる必要があります。

転職に自己分析が必要な3つの理由

転職を成功させるためには、徹底した自己分析が欠かせません。ここでは、転職時に自己分析が必要な理由について詳しく解説していきます。

自分の強みを把握するため

自己分析によって、自分の強みを把握できるようになります。中途採用では人柄や意欲だけでなく、即戦力として入社後に活用できるスキルや経験を持っているかどうかも重視されます。多くの入社希望者がいる中で内定を得るためには、企業で活躍できる人材であることをアピールしなければなりません。ライバルに勝つためにも、自己分析によって自分の強みを知っておくことが大切です。

自分が活躍できる仕事を理解するため

自己分析によって自分の強みや活かせるスキルを知っておくことで、活躍できる仕事への理解に役立ちます。転職はしたいけれど、自分のやりたい仕事や興味のある業界が特に見つからない場合も少なくありません。そこで自己分析を行うことで、今まで視野に入れていなかった活躍の場に気づく場合もあります。

転職後に後悔しないため

転職後に後悔しないためにも、自己分析はしっかりと行いましょう。自己分析が不十分だと、自分に合わない企業に転職してしまうリスクがあります。また、自分が仕事に何を求めているのかを理解しないまま転職してしまうと、理想と現実の環境にギャップが生じ、不満につながってしまいます。入社してから「こんなはずじゃなかった」と感じる事態に陥らないためにも、自己分析は欠かせません。

転職における自己分析のやり方

しっかりと自分を掘り下げるためには、正しい方法を実践することが必要です。ここでは、転職における自己分析のやり方について解説していきます。

【STEP1】キャリアの棚卸し

キャリアの棚卸しとは、これまでの社会人経験の中でどのような業務に携わってきたのかを書き出していく手法です。前述のとおり、転職における自己分析では、学生時代とは異なる視点で自分を掘り下げる必要があります。目に見える資格や業績だけでなく、業務を行ってきた中で「自身が工夫したこと」や「工夫からどのような成果につなげたのか」といった点を掘り下げていくことで、自分でも気づかなかったような強みやスキルが見つかることがあります。

【STEP2】強みや弱みの言語化

キャリアの棚卸しを行ったら、これまでの経験を自己分析して強みや弱みを言語化しましょう。
例えば「入社直後は目標達成できなかったが、顧客とのコミュニケーションを大切にしたことで目標達成できた」といった経験があるとします。この経験から、「目標達成へのこだわりが強い」や「コミュニケーションを大切にしている」といった点が強みであると判断できます。このように強みや弱みを明らかにすることで、自分の価値観や重視している事柄などを知ることが可能です。

【STEP3】自分のこだわりや大切なことの整理

強みや弱みを言語化した後は、自分のこだわりや大切なことを整理しましょう。
整理の際は具体的なエピソードを交えながら「大切にしていること」「エピソード」「成果」の3段階でまとめてみてください。自分のこだわりや大切なことは、自分に合った企業を見つける際に役立つだけでなく、転職時の自己PRとしても活用できます。
例えば、前述の強みや弱みの言語化で記載した「入社直後は目標達成できなかったが、顧客とのコミュニケーションを大切にしたことで目標達成できた」という経験を整理すると、以下のような例文ができあがります。

「入社して2年程度は営業目標を達成できませんでした。そこで、なぜ達成できなかったかを自己分析した結果、コミュニケーションを疎かにしていると気づき、まずは信頼関係を築くことを重視した結果、営業目標達成を達成しました。その後は6ヵ月連続で営業40人中トップ3を実現し、顧客から要望を開発部に伝えることで製品の質を向上させることにも貢献できました。」

【STEP4】第三者からのヒアリング

自己分析の精度を高めるために、第三者からヒアリングを行うこともおすすめです。客観的に分析してもらうことで、自分で気づいていなかった強みやアピールポイントが見つかることがあります。自己分析で行き詰まった時も、別の視点を取り入れることで新しい考え方に気づくことが可能です。

自己分析に使える3つのツール

自己分析に使えるツールにはさまざまな種類があります。ここからは、代表的な3つのツールについて詳しく解説します。

1:ストレングスファインダー

「ストレングスファインダー」とは、アメリカの世論調査と組織コンサルティングを行うギャラップ社が提供する自己分析ツールです。
「短所を補うのではなく、長所を伸ばしていく」という考えに基づいており、ツールを活用することで自分の強みが5つピックアップされます。強みを把握できるだけでなく、自信をつけるのにも役立つでしょう。書籍だけでなく、ストレングスファインダーに基づいたアプリの利用もおすすめです。

2:SKIT 能力診断

「SKIT 能力診断」とは、実際の採用選考で使用されるテストと形式が近い診断です。想像力や課題発見能力など、仕事に必要な能力に関する項目が用意されています。
SKIT 能力診断を受けることで各項目の得点を算出でき、客観的に自分の強みや弱みを把握できます。インターネット上で無料診断を受けることも可能です。ただし、すべてのテストを終了するには65分程度かかるため、時間に余裕を持って受けることをおすすめします。

3:エニアグラム

「エニアグラム」とは、自分の人物像を把握できる心理学テストです。全90問の質問に答えることで、性格ごとに9つのタイプに分類されます。インターネット上にも無料の診断ツールが多く存在し、手軽に自己分析できる点もポイントです。自分にどのような職業が向いているのかを知る際に役立ちます。

まとめ

転職時の自己分析では、就活時とは異なる面から自分を掘り下げることになります。自分の強みや弱み、こだわりや大切していることを整理することで、自己アピールの材料として活かせるでしょう。また、自分を良く知る友人や同僚などの第三者にアドバイスを受けることで、自分の新たな一面を発見できるかもしれません。自己分析に使えるツールの活用や、転職エージェントの利用もおすすめです。転職活動中の方はぜひ参考にしてください。

監修者・江部 臨太郎

江部 臨太郎

新卒からアパレルショップ「FREAK'S STORE」に4年勤務。顧客売上全国1位を達成し副店長に昇格後、うなぎ屋「のだや」に転職。ホール責任者として2年勤務し、1年間の無職期間を挟み、リクルートに入社。広告メディア「SUUMO」を取り扱う一気通貫型の法人営業に2年間従事し、在籍期間で合計6回の社内表彰を獲得。その後、転職サイトdodaなどを取り扱うパーソルキャリアの新規事業開発室「Innovation Lab.」に転職。サービス業向けのDXを行うバーティカルSaaS「Sync Up」の新規事業立ち上げにBizサイド1人目としてジョイン。SaaS型パイプラインセールスの基盤構築と事業拡大に貢献。その後、パーソルイノベーションに転籍し、同事業部で計2年間、社内スタートアップの "0→1" フェーズに携わり、現職へ。執行役員として人材紹介サービス「Izul」の立ち上げに参画。現在はIzulの事業全体の戦略推進担当を担いながら、キャリアアドバイザーチームのマネジメント、及び自身もプレイヤーとして活動中。同時に個人事業主として、住宅メーカーやインテリアショップなどtoC事業者に向けたコンサルティング業務に従事している。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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