非公開求人とは?非公開にする理由や応募するメリット・デメリットを解説

2022年8月20日

2024年1月26日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

転職サイトを閲覧する中で、非公開求人を見かけることがあるかと思います。この求人情報は一般公開されていないため簡単には応募できませんが、どうして非公開になっているのか気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、非公開求人の概要や応募するメリット・デメリットを解説します。求人情報を探している方はぜひ参考にしてください。

非公開求人とは

非公開求人とは、転職サイトや企業サイトなどで一般公開されていない求人情報です。どのような企業が、どのようなポジションで、どのような人を募集しているかを通常は知ることができません。これらの非公開求人は、転職支援サービスを展開する転職エージェント経由でのみ閲覧可能です。非公開求人の紹介機会を得るためには、転職エージェントを利用しなければなりません。

企業側が求人を非公開にする4つの理由

求人情報を一般公開した方が、多くの転職希望者から応募される可能性が高くなります。しかし、あえて応募の機会を減らしてでも非公開にするケースが存在しています。ここでは、その理由について解説します。

採用に関する対応を効率化するため

採用に関する対応の効率化を図るために、求人を非公開にする企業もあります。求人を一般公開すると、求める要件とは異なる人材からも応募されやすくなり、採用業務の効率低下につながります。特に、大手企業や人気企業ではその傾向が顕著です。しかし、非公開求人にしておけば求める要件とマッチした求職者のみに絞れるため、採用に関する対応の効率化が期待できます。

競合他社や社内に情報が知れるのを防ぐため

競合他社や社内に情報が知られることを防ぐために、非公開求人にしている場合もあります。特に、経営層や管理職などの重要ポストの求人を公開してしまうと、そのポストに空きがあることが社内外に漏れてしまいます。また、新規事業などを担う人材を募集する場合、その計画自体が競合他社に知られてしまう危険も高く、業績やプロジェクトにも影響を与えかねません。
求人の公開を限定することで、重要な情報の保護につながります。

採用を急ぐ必要があるため

前述のとおり、求人を非公開にすることで採用に関する業務の効率化を図れます。また、転職エージェントが人材要件にあった求職者のみをピックアップしてくれるため、候補者を選別する時間を大幅に削減できます。その結果としてスピーディーな採用につながるため、退職者が増える時期や急な欠員が出た時などはすぐに欠員を埋めるために非公開求人として掲載している企業も多いです。

応募数を増加させるため

非公開求人にしておけば、転職エージェントが経験やスキルを照らし合わせながら人材要件にあった求職者をピックアップしてくれます。そのため、ターゲットとする応募者からの応募を増やすために非公開求人としている場合も多いです。ターゲットとする応募者を増やすことができれば、それだけ企業と相性のよい人材を選出でき、ミスマッチの防止にもつながります。

非公開求人に応募するメリット

非公開求人は企業だけでなく、求職者にも多くのメリットがあります。ここでは、非公開求人に応募するメリットについて解説します。

大企業や有名企業に転職できる可能性がある

前述のとおり、大企業や有名企業は採用業務の効率化を図るために非公開求人として求人募集を行うケースもあります。そのため、人材紹介会社に登録することで、大企業や有名企業に転職できるチャンスが生まれます。
非公開求人は転職エージェントによって企業と人材をマッチングするため、これまでの経歴やスキルなどによっては思いもよらない企業と巡り会える場合も少なくありません。大企業や有名企業への転職を目指す場合は、非公開求人を扱う人材紹介企業への登録がおすすめです。

自身の経験やスキルを活かせる企業を紹介してもらえる

一般公開されている求人は、未経験をはじめとする幅広い人材を求めている傾向にあります。一方、非公開求人は専門スキルを持つ人材などにターゲットを絞って募集しているケースが多いです。そのため、非公開求人は自身の経験やスキルを活かせる企業と出会える可能性があり、転職後のミスマッチも防げます。

キャリアアップを目指せる

非公開求人では、マネジメント層の人材や新規事業、極秘プロジェクトなどに携わる人材を募集している場合もあります。そのため、一般公開している求人では見ることができない仕事内容・条件と出会える可能性も少なくありません。キャリアアップが目的の転職であれば、非公開求人を利用する価値は大いにあるでしょう。

非公開求人に応募するデメリット

非公開求人への応募は多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在しています。非公開求人に応募したことを後悔しないためにも、事前にデメリットを把握しておくことが大切です。

応募に対するハードルが高い

非公開求人は採用条件が細かく設定されているケースも多く、求められるスキルや経験のレベルが高い傾向にあります。応募に対するハードルが高く、応募したくてもできないことも考えられます。非公開求人に応募するためには、自身の市場価値を高めることが必要です。

競争率が高い

競争率が高いのも非公開求人のデメリットです。非公開求人に応募できるのは、登録者の中から企業が求める人物像に近いと判断された人材のみです。そのため、自分よりも条件に近い候補者がいる場合は紹介してもらえない可能性があります。
また、採用を急いでいる企業の場合はすぐに人員が埋まるため、あっという間に応募が締め切られるケースも少なくありません。競争率の高さも考慮しながら、どの人材紹介企業に登録するかを検討してみてください。

転職活動を自分のペースで進めにくい

非公開求人に応募するデメリットとして、転職活動を自分のペースで進めにくい点も挙げられます。企業が求める人物像に近い人材は、自分のペースにかかわらずさまざまな企業を紹介されます。そのため、良くも悪くも転職エージェントのペースにあわせなければなりません。在職中に転職活動を行う場合は、スケジュール管理が困難になることも考えられます。
さらに、転職エージェントに流されるまま転職活動を行ってしまうと、非公開求人であってもミスマッチが起きる可能性があります。

まとめ

非公開求人は転職エージェントのみが知っている求人情報で、転職サイトなどには一般公開されていません。転職エージェントに登録することで、大企業や有名企業だけでなく、自身の経験やスキルを活かせる企業の非公開求人を紹介してもらえる可能性があります。転職活動中の方はぜひ利用してみてください。

監修者・竹節 正輝

竹節 正輝

日本郵便 本社IT新規事業→パーソルキャリアにて個人表彰、新規事業創出プログラムDrit大賞→パーソルイノベーション株式会社 地方副業Loino PdM 霞ヶ関でキャリアをスタートしたのち、転職サイトdoda、事業立ち上げも経験。キャリアアドバイザーとイントレプレナーの2つの顔を持つ。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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