SIerの志望動機の書き方は?手順や失敗例、好印象を与えるためのポイントを解説

2024年5月11日

2024年4月1日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

SIer(エスアイヤー)の志望動機を適切に作成するには、SIerで働きたい理由やその企業でなければならない理由などを明確にすることが先決です。十分に準備したうえで志望動機の作成に取りかかることで、本当にSIerで働きたいのかがわかるでしょう。本記事では、SIerの志望動機の書き方の手順や失敗例、ポイントなどについて詳しく解説します。

SIerの志望動機の書き方の手順

SIer(エスアイヤー)は、「System Integrator(システムインテグレーター)」の略称です。SIerの志望動機を書く際は、事前に自身の経歴やアピールポイント、スキルなどを棚卸ししたうえで情報を集めることが先決です。情報不足のまま書き始めると、何度も書き直すことになってしまうかもしれません。SIerの志望動機の書き方の手順は次の通りです。

SIerで働きたい理由を明確化する

SIerへの志望動機を明確にするためには、将来のビジョンを具体的に描くことが不可欠です。まず、自身がITエンジニアとして何を達成したいのかを考えます。例えば、新たな技術やシステム開発に挑戦し、専門性を高めることが挙げられます。

次に、SIerに入社することでどのような成長やキャリアを追求したいのかを具体的に考えましょう。例えば、プロジェクトマネージャーとしてリーダーシップを発揮したり、特定の業界における課題解決に貢献することなどが挙げられます。

その企業に転職したい理由を明確化する

SIerへの転職を検討する際、志望動機を明確にすることが重要です。企業ごとの特徴や価値観を理解し、応募先に適した志望理由を示すことが求められます。

企業のホームページや会社説明会などで情報を収集し、独自の特徴や自分の考え方と一致しているかなどを確認しましょう。それらを言語化し、どのように企業に貢献できるかを伝えることが大切です。

入社後の希望を明確化する

入社後の希望を具体的に示すことで、面接官に好印象を与えられます。また、実際の業務を行う自身の姿がより鮮明にイメージできるようになり、本当にそのSIerで働きたいのかの判断にも役立ちます。例えば、SIerに入社してからどのようなプロジェクトに携わり、どのようなシステムの開発を主導したいのか、またその成果がどんな人たちにどのように役立つのかを具体的に述べましょう。

スキルや経験をもとに強みを明確化する

自身のスキルや経験を強みとしてアピールする際には、具体的なエピソードを交えることが効果的です。例えば、学生時代の部活動やサークル、アルバイト、インターンシップなどでの経験に焦点を当て、どのような役割を果たし、どのような成果を挙げたかを具体的に説明します。

SIerの志望動機の失敗例

SIerは少し特殊な分野であるため、志望動機が主旨からずれてしまいやすいものです。志望動機の失敗例について理解し、注意しながら作成しましょう。ここでは、SIerの志望動機の失敗例を2つ紹介します。

SEの志望動機だけになってしまっている

SIer(System Integrationer)の志望動機において、SE(System Engineer)の志望動機だけになってしまう失敗例があります。SIerとSEは似ているようで異なる概念であるため、混同せずに正確に伝えることが重要です。

SEはシステムの開発を行う技術職のことです。SIerは、SEやプログラマー、テストエンジニアなどの技術職を有する企業のことで、企業や自治体のシステム開発を引き受けます。

SIerの志望動機において、「SEとしてのスキルを磨きたい」「上流工程に携わりたい」といったSEに関わる表現だけをしてしまうと、「他の企業でもできるのでは?」と思われ、SIerに対する理解不足と見なされてしまいます。

マネジメントに関する内容になっていない

SIerの志望動機において、マネジメントに関する内容が欠けている失敗例があります。SIerはプロジェクト全体を管理し、成功に向けて戦略を立てるマネジメントを行います。マネジメントに関わる志望動機になっていない場合、SIerに向いていないと判断されかねません。

SIerの志望動機の書き方のポイント

SIerの志望動機を作成する際は、SIerに対する理解や過去の経験との関連性を強調する必要があります。好印象を与えられるSIerの志望動機の書き方のポイントについて、詳しく見ていきましょう。

SIerの役割や社会的意義を理解している旨を伝える

SIerは企業や公共機関においてシステムの開発や導入に携わり、ITプロジェクトの成功に向けて重要な役割を果たしています。志望動機では、SIerの役割やその社会的な意義を理解していることをアピールすることが重要です。

過去の経験とSlerを結びつける

過去のプログラミング学習経験やIT関連の資格取得経験を志望動機で伝えることで、適性をアピールできます。SIerはマネジメントが主な業務であるものの、SEに対する理解は欠かせません。また、ITパスポートや基本情報技術者、応用情報技術者などのIT関連資格を取得していれば、IT業界への興味や適性が伝わります。

SIerの志望動機の例

SIerの志望動機は、ユーザー系・メーカー系と独立系で分ける必要があります。それぞれの志望動機の例を紹介します。

ユーザー系・メーカー系

ユーザー系・メーカー系SIerは、大規模なプロジェクトを引き受けることが多いため、次のような志望動機を作成しましょう。

「貴社を志望する理由は、社会のインフラ構築において多数の実績があるからです。特に、貴社が手がける〇〇のプロジェクトにおいて、優れた成果を挙げている点に興味をひかれました。

私は大学時代にインターンシップで業務自動化ツールを開発しました。その成果が高く評価されたことで、ITを通じて社会に貢献したい気持ちが強くなりました。大規模な社会的プロジェクトに関わる貴社は、私にとって最良の企業と確信しています」

独立系

独立系SIerは下請けとして下流工程を担当することもあるため、次のような志望動機を作成しましょう。

「貴社を志望した理由は、多様な業界に対応したシステム開発に取り組んでおり、多種多様な課題を解決してお客様の要望に応えてきた会社だからです。私は、リーダーシップを発揮できるプロジェクトマネージャーになりたいと考えています。大学でITについて学習し、またサッカー部では部長としてチームを全国大会へと導きました。困難な状況でもチームを牽引し、お客様の要望に応えることができるリーダーを目指します」

SIerの志望動機でアピールできるスキル・経験

スキルや経験は、優秀な人材であることをアピールするための材料です。SIerの志望動機においては、次のようなスキルや経験が好印象を与えられます。

プログラミングスキル

志望動機において、過去にどのようなプログラミング言語やツールを学習したかを具体的に伝えます。例えば、大学での情報工学の専攻や専門学校でのプログラミングコースの受講などの経験が挙げられます。取得したスキルやプロジェクトの成果物に触れ、自身の成長や成長志向をアピールしましょう。

マネジメント経験

志望動機において、過去にどのようなマネジメント経験があるかを具体的に記述しましょう。リーダーシップの発揮やプロジェクトの進行管理など、経験や得たスキルについて伝えます。次に、そのマネジメントスキルをSIerの仕事でどのように活かしたいかを具体的に述べましょう。

IT関連資格

IT関連資格は重要なアピールポイントです。資格取得経験は実力の証明となり、IT業界での評価に寄与します。ただし、資格だけではなく、計画的な学習と合格までのプロセスを強調することが重要です。初心者はITパスポートから始め、基本情報技術者や応用情報技術者などの資格取得を目指しましょう。

まとめ

SIerの志望動機においては、SEとの違いを理解するとともに、なぜそのSIerで働きたいのかを伝えることが重要です。志望動機に問題があれば次の選考へと進むことができないため、入念に作り込みましょう。また、転職の際は転職エージェントの添削を受けて、より精度を高めることが大切です。転職を検討の際は、Izulのエージェントがサポートしますのでお気軽にご相談ください。

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監修者・安藤 優也

安藤 優也

大学院まで英語教育を学び、公益財団法人 日本英語検定協会に入社。
教育委員会・大学へのセールス、アメリカでの教員研修、公開試験実施の企画運営等に従事。

その後株式会社リクルートに入社し、営業経験者へのキャリアアドバイザーとして複数回の表彰もいただきました。
チームリーダー・育成者としての実績が認められ、キャリアアドバイザー育成を行う部署に異動。全社のキャリアアドバイザー向けの研修企画や研修講師を経験しました。

大手人材会社でのサービスを経験したからこそのもどかしさや限界を感じ、現在はIzulでコンサルタントを行っています。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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