派遣から正社員に転職できる?正社員になる方法と転職のポイントを解説

2024年6月29日

2024年7月1日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

正社員は派遣社員と比べて給与・待遇が優遇される傾向にあるため、「正社員に転職したい」と考えている派遣社員の方も多いのではないでしょうか。この記事では、派遣社員から正社員に転職する方法と転職活動のポイントについて解説します。転職で給与や待遇を改善したい方はぜひ参考にしてください。

派遣社員から正社員に転職できる?

派遣社員から正社員に転職することは可能です。とくに派遣社員での経験を活かせる職種や派遣先の企業に就職する場合、選考で好印象となる可能性があります。ただし、未経験の職種に挑戦する場合や正社員経験がない場合、転職の難易度が上がるのが現状です。転職市場では年齢が若いほうが有利とされるため、正社員を目指す場合は早めの行動をおすすめします。

派遣社員と正社員の違い

派遣社員と正社員の違いは、主に雇用主と雇用形態にあります。正社員は企業に直接雇用されるのに対し、派遣社員の雇用主は派遣元です。また、正社員は雇用期間の制限はありませんが、派遣社員は有期雇用に該当するため、同じ企業で3年以上働き続けることはできません。そのほか、給与や福利厚生などの条件面に差異があることも多いでしょう。

派遣社員から正社員に転職する4つのメリット

派遣社員から正社員を目指す方が多い理由として、さまざまなメリットを享受できることが挙げられます。ここでは、主なメリットを4つ紹介します。

同じ会社で安定して働ける

正社員は派遣社員と異なり無期雇用で採用されるため、雇用期間に制限がありません。そのため、転職や解雇などがなければ基本的に定年まで同じ会社で働き続けられます。立場が安定することで収入面も安定しやすくなるため、生活の不安軽減につながるでしょう。

待遇が良くなる

正社員は派遣社員と比べて給与が高く設定されていることが多いため、転職による待遇アップが期待できます。また、会社独自の研修や休暇、ボーナスなどが得られるのも正社員のメリットです。仕事において給与や福利厚生を重視する方には、正社員が適しているでしょう。

担当する業務の幅が広がる

派遣社員は一般的に契約で定められた範囲の業務のみ行うのに対し、正社員では複数の業務を担当することがあります。業務の幅が広がりさまざまな経験を積めるため、スキルアップにもつながるでしょう。仕事にやりがいをもって取り組みたい方にもおすすめです。

昇給・昇進する可能性がある

派遣社員には原則昇進がなく、派遣元に交渉しなければ昇給も難しいのが現状です。一方、正社員の場合は一定の成果や勤続年数を達成すれば昇給・昇進が期待できます。業務を通じて経験を積み、キャリアアップしたい方は正社員への転職が必要といえます。

派遣社員から正社員になる方法

派遣社員から正社員になるためには、大きく分けて3つの方法があります。ここでは、それぞれの方法について詳しく解説します。

派遣先で正社員登用制度を利用する

企業によっては、派遣社員に対する正社員登用制度を採用していることがあります。勤続年数や上長からの評価など一定の基準があるのが一般的です。業務や社内ルールをある程度知ったうえで正社員になるため、従業員・会社双方にメリットがあります。ただし、中小企業では正社員登用制度の利用実績がないことも多いため、事前に確認しましょう。

転職活動をして正社員として採用される

派遣先に正社員登用制度がない場合、転職活動によって正社員を目指すことになります。できるだけ早く転職したいなら、派遣社員の経験を活かせる職種がおすすめです。ただし、派遣社員を辞めてからの転職は収入の不安が生じやすいため、働きながら活動を始めるとよいでしょう。

紹介予定派遣制度を利用する

企業によっては、紹介予定派遣制度を採用していることがあります。紹介予定派遣制度とは、本人と派遣先の双方の合意を得て、最長6ヶ月間の派遣期間満了後に直接雇用する制度です。紹介予定派遣制度を活用したい場合は、派遣会社に登録する際にその旨を伝えておく必要があります。

企業が正社員として求める人材の特徴

ここでは、企業が正社員として求める人材の特徴を4つの観点から解説します。派遣社員から正社員を目指す方はぜひチェックしてください。

即戦力として活躍できる

派遣社員は業務の範囲が狭いため、未経験の職種にも挑戦しやすい傾向にあります。一方、中途採用の正社員には即戦力を求められることが多く、一定の経験やスキルが必要とされます。転職活動においては、派遣社員として積んだ業務経験を伝えながら、会社にどう貢献できるかアピールすることが大切です。

インプット・アウトプットが適切にできる

正社員は担当する業務の幅が広く、キャリアアップするたびに責任も重くなるため、転職後もインプット・アウトプットの継続が必要です。そのため、上司や先輩からの指導を待つだけでなく行動し、自ら主体性を持って学び続けましょう。とくに未経験の職種の場合は、より積極的に行うのがおすすめです。

適応能力が高い

派遣先とは異なる会社に転職すると、新たな環境で業務を覚える必要があります。また、正社員は部署異動など入社後も環境が変化する場合があります。正社員として活躍するには、どのような環境でも馴染める適応能力が重要です。

コミュニケーション能力が高い

派遣社員に比べ正社員は業務の幅が広いため、他部署との連携が求められることがあります。関わる人物が増える場合もあるため、どんな相手とも適切な関係を構築できるコミュニケーション能力が必要です。とりわけ営業職やサービス業はコミュニケーション能力がとくに重視される傾向にあります。

派遣社員から正社員に転職する際に押さえたいポイント

派遣者から正社員を目指すには、いくつかのポイントを押さえて転職活動を行う必要があります。ここでは、主なポイントを5つ解説します。

契約期間に注意する

派遣社員は派遣先との契約期間が定められており、期間内は原則働き続ける必要があります。派遣社員として勤務しながらの転職活動は可能ですが、転職先への入社日を契約期間内に設定しないよう注意してください。転職活動を始める前に、現行の契約期間に基づいたスケジュールを立てておくとよいでしょう。

正社員を志望する理由を明確にしておく

派遣社員として転職活動を行う場合、会社から「正社員を志望する理由」を問われるケースがほとんどです。応募書類や面接などで好印象を与えたいなら、その業界・職種・会社を志望した明確な理由を伝えましょう。ただし、給与や待遇面ばかりに触れると「転職後も条件面の不安ですぐ辞めるのではないか」「自社でなくてもいいのではないか」と判断される場合があるため注意してください。

自己分析やキャリアの棚卸しを行う

転職活動の前に、自己分析を行って自分の強み・弱みや得意分野を知っておくとよいでしょう。企業選びの軸になるだけでなく、志望動機を作成する際にも役立ちます。また、キャリアの棚卸しをして身につけたスキルや経験を整理すれば、会社にどう貢献できるかをアピールできるようになります。

未経験でも転職しやすい業種・職種を狙う

派遣先と異なる業界で正社員を目指す場合、転職活動の難易度が上がるおそれがあります。この場合、営業職・介護職・IT職種など未経験でも比較的挑戦しやすい業種・職種を狙うのがおすすめです。ただし、未経験歓迎の求人は応募者が殺到する傾向にあるため、企業研究など入念な事前対策が必要です。

業界・業種未経験者に強い転職エージェントに相談する

正社員経験がない方や未経験の職種に挑戦したい方は、転職エージェントへの相談がおすすめです。転職エージェントのなかには、フリーターや未経験者に特化したサービスもあります。求人の紹介だけでなく、応募書類や面接のサポートも受けられるため、転職活動に安心して取り組みやすくなるでしょう。

まとめ

この記事では、派遣社員から正社員を目指す方法や転職活動のポイントを解説しました。正社員は派遣社員と比べて良い待遇で働ける反面、業務の幅が広く責任が重くなりやすい点が特徴です。正社員に求められるものを理解したうえで、これまでの経験やスキルをどう活かせるかを積極的にアピールするとよいでしょう。正社員への転職に自信がない方は、転職エージェントの利用がおすすめです。Izulの転職エージェントでは、理想のキャリアプランを実現するために、徹底的なヒアリングをふまえた伴走型のサポートを実施しています。まずは相談からでもお気軽にご利用ください。

監修者・中田 潤一

中田 潤一

株式会社キーエンス株入社後、サントリー株式会社→アリババ株式会社→株式会社リクルート住まいカンパニー リクルート在籍時に株式会社Izulを立ち上げ、現在に至る。株式会社Izulを含め4社の代表取締役を勤める。スキルシェアサービス「タイムチケット」では就職・転職カテゴリーで46ヶ月連続1位獲得、年間アワードを3年連続受賞。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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