住宅営業とは?仕事内容や年収相場、転職前に知りたいポイントを解説

2024年1月5日

2026年6月9日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

【この記事のポイント】
・住宅営業は顧客の理想の住まいづくりを支援する営業職
・注文住宅や建売住宅、リフォームで提案内容や働き方が異なる
・年収や向き不向き、働き方を転職前に確認することが大切

住宅営業は、顧客の理想の住まいづくりを支援する仕事です。

住宅は人生の中でも大きな買い物のひとつであり、ライフスタイルや予算、将来設計に合わせた提案力が求められます。

本記事では、住宅営業の仕事内容や種類、メリット・デメリット、転職前に押さえておきたい知識を解説します。

住宅営業への転職を検討している方や、今後のキャリア選択に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

住宅営業とは

住宅営業とは、戸建て住宅や注文住宅、建売住宅、リフォームなどの提案を通じて、顧客の住まいづくりを支援する営業職です。

単に住宅を販売するだけでなく、顧客の家族構成やライフスタイル、予算、将来設計を踏まえたうえで、最適な住まいの選択肢を提案します。

住宅は高額な商材であり、購入までの検討期間も長くなりやすいため、顧客との信頼関係を築きながら提案を進めることが重要です。

また、設計担当や施工担当、金融機関などと連携する場面も多く、営業力だけでなく調整力や住宅に関する幅広い知識も求められます。

住宅営業の仕事内容

具体的な業務内容は、見込み顧客へのアプローチ、ヒアリング、住宅プランや見積もりの提案、契約手続き、施工中のフォロー、引き渡し後のアフターフォローなどが代表的です。

住宅展示場やモデルハウスでの接客、Web広告や資料請求からの問い合わせ対応、電話・メールでの追客なども重要な業務に含まれます。

商談では、間取りや設備だけでなく、土地探しや住宅ローン、資金計画について相談を受けることもあります。そのため、住宅に関する知識に加えて、顧客の不安をくみ取りながら提案する力が求められます。

契約後は、設計担当や施工担当と連携しながら、工事の進捗確認や顧客への連絡を行います。営業担当が直接施工を行うわけではありませんが、引き渡しまでの窓口として信頼関係を維持することが大切です。

引き渡し後も、住み心地の確認やメンテナンスの案内などを通じて、長期的に顧客と関わるケースがあります。

1日の流れ

住宅営業の1日の流れは、担当する商材や営業手法、顧客とのアポイント状況によって変わります。

平日はメール対応や資料作成、見込み顧客への連絡、社内打ち合わせなどを行い、土日や祝日は住宅展示場・モデルハウスでの接客や顧客との商談が中心になるケースが多いです。

商談がある日は、顧客の希望条件を確認したうえで、住宅プランや見積もり、資金計画などを提案します。契約済みの顧客がいる場合は、土地情報の確認や施工状況の共有、引き渡しに向けた調整を行うこともあります。

住宅営業は、顧客の都合に合わせて動く場面が多いため、勤務時間が日によって変動しやすい職種です。特に商談や打ち合わせは平日の夜や休日に入ることもあるため、転職前には休日の取り方や残業時間、顧客対応のルールを確認しておくとよいでしょう。

住宅営業の種類

住宅営業は、扱う住宅の種類によって提案内容や顧客との関わり方が異なります。代表的な種類としては、注文住宅・建売住宅・リフォーム営業が挙げられます。

種類主な商材営業の特徴
注文住宅顧客の要望に合わせて設計する住宅間取りや設備、予算などをヒアリングしながら、設計担当・工事担当と連携して提案する
建売住宅すでに完成している、または設計プランが決まっている住宅実際の物件や完成イメージをもとに、立地・価格・設備などの魅力を伝える
リフォーム既存住宅の修理・改修・設備交換など住まいの課題を聞き取り、予算や目的に合わせて改善策を提案する

注文住宅営業は、顧客の理想の住まいを一から形にしていく仕事です。自由度が高い分、要望の整理や予算調整、社内の各担当者との連携が重要になります。

建売住宅営業は、すでに完成している住宅や設計プランが決まっている住宅を提案します。実物や完成イメージをもとに説明できるため、立地・価格・設備などの魅力をわかりやすく伝える力が求められます。

リフォーム営業は、既存の住まいに対して修理や設備交換、間取り変更などを提案する仕事です。顧客の不満や困りごとを丁寧に聞き取り、生活に合った改善策を提案することが大切です。

住宅営業のやりがい

住宅営業は高額な商材を扱う分、責任は大きいものの、顧客の人生に深く関われる点や成果が収入に反映されやすい点に魅力があります。

顧客の人生に大きく関われる

住宅は、顧客にとって人生の中でも大きな買い物のひとつです。住宅営業は、家族構成やライフスタイル、将来の暮らし方まで踏まえて提案を行うため、顧客の人生設計に深く関わることができます。

引き渡し後に感謝の言葉をもらえたり、長く住まいの相談を受けたりすることもあり、単なる販売にとどまらないやりがいを感じられる仕事です。

成果が収入に反映されやすい

住宅営業は、契約件数や売上に応じてインセンティブが支給されるケースがあります。そのため、成果を上げた分だけ収入アップにつながりやすい点も大きな魅力です。

年齢や社歴だけでなく、営業成果が評価されやすいため、実力を発揮して高収入を目指したい人に向いています。

幅広い知識が身につく

住宅営業では、住宅そのものの知識だけでなく、住宅ローン・税金・土地・法律・建築スケジュールなど、幅広い知識が求められます。

経験を積むほど顧客に対してより具体的な提案ができるようになります。住まいに関する専門知識を身につけられる点も、住宅営業ならではのやりがいです。

営業職として成長しやすい

住宅営業は、扱う商材の単価が高く、顧客の意思決定にも時間がかかる仕事です。

そのため、ヒアリング力・提案力・信頼関係を築く力・クロージング力など、営業職として重要なスキルを総合的に磨くことができます。

成果を出すには粘り強さも必要ですが、その分、営業としての市場価値を高めやすい職種といえます。

住宅営業のつらいところ

住宅営業はやりがいが大きい一方で、成果へのプレッシャーを感じやすい仕事でもあります。会社によっては契約件数や売上目標が設定されており、結果が出ない時期には精神的な負担を感じることがあります。

また、住宅は高額な買い物であるため、顧客の検討期間が長く、契約直前で見送りになるケースもあります。細かな要望や不安に対応する場面も多く、クレームや急な問い合わせが発生することもあります。

顧客の都合に合わせて土日祝日や夕方以降に商談が入ることもあり、勤務時間が不規則になりやすい点にも注意が必要です。

成果が収入に反映されやすい反面、安定して結果を出すためには、継続的な提案活動や顧客対応を続ける力が求められます。

住宅営業の平均年収は?

求人ボックスの求人統計データによると、住宅営業の平均年収は約461万円です。

国税庁の「令和6年分 民間給与実態統計調査」では、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は478万円とされており、住宅営業の年収は日本全体の平均と大きく離れているわけではありません。

ただし、住宅営業は勤務先の規模や担当する商材、個人の成果によって年収差が出やすい職種です。求人ボックスでも、住宅営業の給与幅は327万〜813万円と広く、成果を上げることで平均以上の収入を目指せる可能性があります。

また、dodaの職種データでは、不動産営業・建設営業の平均年収は459.4万円とされており、住宅営業に近い領域でも同程度の水準が目安になります。

一方で、インセンティブ制度や役職、営業成績によって年収が上がるケースもあるため、転職時は基本給だけでなく、歩合・賞与・評価制度まで確認することが大切です。

参照:求人ボックス 給料ナビ「住宅営業の仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」
参照:doda職種図鑑「不動産営業/建設営業とはどんな職種?仕事内容/年収/転職事情を解説」
参照:国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」

住宅営業に向いている人の特徴

住宅営業に向いているのは、人と接することが好きで、顧客の話を丁寧に聞ける人です。

住宅は高額な買い物であるため、一方的に売り込むのではなく、要望や不安に寄り添いながら信頼関係を築く姿勢が求められます。

また、すぐに契約につながらないケースも多いため、断られても気持ちを切り替え、改善を続けられる粘り強さも大切です。

設計担当や工事担当、金融機関などと連携する場面もあるため、関係者と円滑にやり取りできる調整力や、住宅・金融・法律などの知識を前向きに学べる人も向いています。

未経験から住宅業界に転職する際のポイント

結論として、未経験から住宅業界に転職することは十分に可能です。

住宅営業では、入社時点で建築や不動産の専門知識がすべて求められるわけではなく、顧客の要望を丁寧に聞き取り、信頼関係を築けるかどうかも重視されます。

そのため、営業職や接客業などで培ったコミュニケーション力・提案力・目標達成の能力は、未経験から住宅営業を目指すうえでも評価されやすい要素です。

一方で、住宅は顧客にとって人生の中でも大きな買い物です。間取りや設備だけでなく、住宅ローン、土地、税金、契約手続きなどに関する知識も必要になるため、入社後は継続的に学び続ける姿勢が欠かせません。

経験者と比べて最初は知識面で差がある分、基本的な住宅用語や業界の仕組みを早い段階で理解する努力が求められます。

未経験転職では「なぜ住宅業界なのか」「なぜ住宅営業に挑戦したいのか」を明確に伝えることが大切です。

単に稼ぎたい、営業職に挑戦したいといった浅い理由ではなく、住まいづくりを通じて顧客の人生に関わりたい、長期的な信頼関係を築く営業がしたいなど、住宅営業ならではの志望理由を整理しておくとよいでしょう。

住宅営業に関するよくある質問

最後に、Izulの転職相談でも多い質問をもとに、住宅営業への転職で押さえておきたいポイントを解説します。

住宅営業の転職に資格は必要ですか?

必ずしも資格が必要なわけではありません。未経験から応募できる求人も多く、コミュニケーション能力や提案力、顧客対応の経験などが評価されるケースもあります。

「宅地建物取引士」や「ファイナンシャルプランナー」などの資格を取得しておくと、転職活動で有利に働く可能性はあります。また、資格によっては企業から資格手当が支給される場合もあります。

企業選びで見るべきポイントはありますか?

住宅営業へ転職する際は、給与や企業規模だけでなく、営業手法や評価制度まで確認することが大切です。反響営業が中心なのか、飛び込み営業やテレアポが多いのかによって、日々の働き方や成果の出しやすさは大きく変わります。

インセンティブの支給条件やノルマの考え方、休日出勤・残業の実態、未経験者向けの研修制度なども確認しておきたいポイントです。求人票だけで判断せず、面接や転職エージェントを通じて実態を確認しましょう。

住宅営業の志望動機では何を伝えるべきですか?

住宅への関心だけでなく、顧客の人生に関わる大きな買い物を支えたいという姿勢を伝えることが大切です。なぜ住宅営業なのか、なぜその企業なのかまで具体的に整理しましょう。

また、接客・販売・営業などの経験がある場合は、顧客の要望を聞き取り、提案につなげた経験をアピールすると効果的です。

住宅営業と不動産営業の違いは何ですか?

主な違いは提案対象の広さで、住宅営業は住まいづくりに特化して顧客を支援するのに対し、不動産営業は売買・賃貸・投資など幅広い目的に対応します。転職先を選ぶ際は、自分がどの領域で顧客に価値提供したいかを整理しておくことが大切です。

住宅営業のキャリアパスにはどのようなものがありますか?

住宅営業のキャリアパスとしては、営業担当として実績を積んだ後、マネージャーや営業所長などの管理職を目指すルートが一般的です。チームの売上管理やメンバー育成を担う立場になることで、マネジメント経験を積むことができます。

成果をより収入に反映させたい場合は、インセンティブ制度が充実した企業へ転職する選択肢もあります。住宅営業で培った提案力や顧客対応力は、保険・人材・不動産・SaaSなど、ほかの業界の営業職でも活かしやすいスキルです。

まとめ

住宅営業は、顧客の住まいづくりに深く関わり、人生の大きな意思決定を支える仕事です。

住宅に関する知識に加え、希望や不安をくみ取るヒアリング力、予算やライフプランに合わせた提案力が求められます。

一方で、営業手法や評価制度、働き方は企業によって大きく異なります。成果次第で高収入を目指せる反面、ノルマや勤務時間、顧客対応の負担が合わないと入社後にギャップを感じる可能性もあります。

Izulでは、住宅営業を含む営業職への転職支援を行っています。求人票だけでは分かりにくい企業ごとの特徴や選考で評価されるポイントを踏まえ、一人ひとりに合ったキャリア選択をサポートします。

住宅営業への転職を考えている方は、ぜひIzulへご相談ください。

監修者・植草 陽光

植草 陽光

日本製鉄株式会社⇒株式会社リクルート⇒株式会社Izul

1社目では製鉄所での生産管理、本社でのグローバル購買職などバックオフィス系の業務に従事。29歳で営業未経験でリクルートに入社し、地場大手会社の深耕営業を実施し入社半年で表彰を獲得。自身が転職を通じて人生を変えた経験から、Izulのビジョンに共感し、現在は同社のキャリアアドバイザー職として従事。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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