テレアポとは?仕事内容や得られるスキル、上手い人の特徴について解説

2022年12月19日

2024年4月26日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

「テレアポって聞いたことはあるけど、どんな仕事なんだろう?」「テレアポは自分に向いているのかな?」と疑問に感じたことがある方も多いのではないでしょうか。今回は、テレアポという仕事の詳しい内容や身につくスキル、テレアポが向いている人の特徴まで詳しく紹介します。仕事の全体像を理解することで、転職活動や実際の業務にも活かせるでしょう。

テレアポとは

ここでは、テレアポという言葉の意味や大まかな仕事内容について解説します。

テレアポは「テレフォンアポインター」の略語です。言葉の通り、電話でお客様と訪問や商談のためのアポイントを取る仕事です。営業と聞くと未経験の方にとってはハードルが高いように感じるかもしれません。しかし、初心者向けの研修やマニュアルが整備されているケースが多いため、安心して取り組むことができます。

直接人に会う営業とは異なり、離れた所にいる人に対して営業活動するのがテレアポの特徴です。そのため、企業からは営業効率の良さを期待される職業だといえるでしょう。

インサイドセールスとの違い

同じく非対面の営業活動として、インサイドセールスが挙げられます。両者の違いは一見するとわかりづらいものの、テレアポもインサイドセールスの一環といえるでしょう。

インサイドセールスは、テレアポを含むさまざまな営業手段を用いて顧客へアプローチすることで、顧客の見込み率を高めていくことが目的です。成約の見込みがある顧客に対して、電話だけでなくメールやWebサイトを通じてアプローチをする点がテレアポとの違いです。

テレマーケティングとの違い

テレマーケティングもテレアポと同じく電話を活用しますが、顧客とのコミュニケーションに電話を使う行為全体を指します。

テレアポは主に商品やサービスを利用したことがない新規顧客が対象です。対してテレマーケティングは、既存顧客や見込み客に対するフォローや市場調査、アンケートなどを実施することが該当します。

テレアポ業務に就くメリット

一般的な事務職や接客業と比べて、テレアポは「電話を掛けて訪問や商談のアポイントを取ること」に特化した業務が多いという特徴があります。ここでは、テレアポ業務ならではのメリットや、業務を通じて身につくスキルについて解説します。

ビジネスマナーや正しい言葉遣いが身につく

テレアポは、電話だけでお客様から信用を得て、商談のアポイントを取らなければなりません。そのため、正しい言葉遣いやビジネスマナーは欠かせない要素です。お客様に悪い印象を与えてしまうような話し方をした場合、取り扱う商品やサービスが良いものであってもアポイントに結びつかないケースも考えられます。

テレアポ担当者のマナーは売上に直結する要素です。そのため、多くの企業で研修制度やマニュアルを用意し、正しいビジネスマナーに関する教育を実施しています。

好きな勤務時間で働きやすい

テレアポ業務は多くの場合、それぞれの都合に合わせた勤務時間で働くことが可能です。コールセンターには子育て世代の主婦や学生など、フルタイム以外の働き方で仕事をする人が多く勤務しています。シフトを組む際も、個人の事情に対して柔軟に対応してもらえるでしょう。働きやすさが整った環境であるため、無理なく続けられるのがメリットです。

高収入が望める

テレアポは、接客業や事務職と比べて給料が高めに設定されています。電話だけで商品やサービスを売らなければならない分、話術・成果が高く評価されます。また、多くのアポイントを獲得するほど報酬が上がる「成果報酬」を取り入れている企業もあります。成果報酬は結果を出すほど高い収入を見込めるため、モチベーションアップにもつながるでしょう。

テレアポ業務が辛いといわれる理由

テレアポ業務ならではのデメリットもあります。テレアポに取り組む際には、デメリットや辛い部分も事前に把握しておきましょう。

高いノルマを設定される場合がある

テレアポが辛い業務だといわれる理由のひとつに、厳しい営業ノルマの設定が挙げられます。テレアポは1日に多くの電話を掛けること、またその中で1件でも多くアポイント獲得につなげることを求められます。言い渡されたノルマを達成できないと上司から指導を受けるだけでなく、周りのスタッフからプレッシャーを与えられるかもしれません。

ただし、すべてのテレアポ業務に厳しいノルマがあるとは限りません。顧客からの電話を受けたうえで進める「提案営業」の形をとる企業もあるため、自分に合ったスタイルで働ける職場を探しましょう。

精神的なストレスや負担が大きい

電話で新規顧客を獲得する営業活動であるテレアポには、精神的ストレスを感じる場面も少なくありません。お客様にとっては知らない相手からいきなり電話が掛かってくるという状況であるため、タイミングが悪いと電話そのものに対して怒りをぶつけられる場合もあります。

トラブルを避けるためにも、会社が用意したマニュアルを覚えることが大切です。マニュアルには今までの応対で蓄積されてきた情報が集まっているため、正しい手順を踏むことで精神的な負担を回避できるケースも多いでしょう。

単純作業の繰り返しで仕事量も多い

テレアポのノルマについては先述した通りです。しかし、ノルマ達成のためにはひたすらに電話を掛け続ける必要があります。手元にある数百件・数千件という膨大なリストから、1件ずつ電話を掛ける作業は同じ作業の繰り返しです。さらに、作業の終わりが見えにくいため、苦痛に感じる方もいるかもしれません。

単純作業と捉えずに、お客様一人ひとりに応じたさまざまなアプローチで成約につなげるゲームのような感覚をもつことをおすすめします。テレアポの業務そのものを楽しむことで、同じ作業でも精神的な負担も軽減されるのではないでしょうか。

テレアポが上手い人に共通するコツ

ここでは、テレアポからアポイント獲得につなげることが上手な人に共通しているコツを3点紹介します。対面ではない営業活動ならではのポイントを理解して取り組みましょう。

トークスクリプトを事前に用意している

お客様との会話においては、「こう聞かれたらこう答える」「このタイプのお客様にはこのポイントをアピールする」といったトークスクリプトを事前に準備しておくことが重要です。どのような内容で話をするのかあらかじめ決めておくことで、経験が少なくても落ち着いて対応することができます。

また、焦りを感じさせない会話を意識することも大切です。誠実で信頼感がある会社という評価につながり、成果に結びつきやすいといえます。会話の始め方や質問への回答、クロージングなど、項目ごとにトークスクリプトを用意しておきましょう。

売り込みすぎず相手の話をよく聞く

アポイント獲得を意識しすぎるあまり、商品やサービスを一方的に売り込んでしまうことは厳禁です。押し付けるような営業トークばかりだと、お客様はかえって身構えてしまい、購入意欲が下がってしまいます。

意識すべきなのは、お客様との対話です。まずはお客様の話に耳を傾けましょう。相手の立場に立って話を聞けるようになると的確に案内できるようになります。また、お客様もストレスなく話を聞いてくれるため、納得感のあるアポイントにつながりやすくなるでしょう。

短く簡潔に情報を伝えることができる

お客様にとって、知らない相手からの電話には不信感が募ります。どのような相手なのか、どのような用件で電話を掛けているのかがわからないままでは、こちらの話も心に響かないでしょう。できるだけ早くお客様の不安を取り除くために、結論を短く簡潔に伝えることが大切です。電話がつながったらまずは社名や名前を名乗り、先に用件まで伝えましょう。

テレアポに向いている人の特徴

テレアポへの理解が深まるにつれて、自分がテレアポに向いているのか気になっている方もいるのではないでしょうか。ここでは、テレアポに向いている人の特徴を紹介します。

コミュニケーション能力が高い人

コミュニケーション能力が高い人は、テレアポに向いているでしょう。テレアポの業務で関わるのは、初めて言葉を交わす人ばかりです。面識がなくても臆することなく、楽しんでコミュニケーションを取れる方はテレアポに向いているといえます。

また、コミュニケーション能力が高いと相手の本心も引き出しやすくなります。そのため、お客様のニーズを正確に引き出し、的確な提案ができるため成果も上げやすくなるでしょう。

すぐに気持ちを切り替えられる人

テレアポは精神的な辛さを感じやすいだけでなく、思い通りにやりとりが進まないこともあるでしょう。お客様に怒られた時やノルマが達成できないという時でも、いつまでも落ち込まずに気持ちを切り替えることが重要です。

辛さを長い間ひきずってしまうとモチベーションも下がり、電話を掛ける効率まで悪くなってしまいます。しかし、すぐ次の仕事に向き合い、多くの件数をこなして成果を出せば、自然に忘れられるものです。

まとめ

今回は、テレアポの仕事内容やメリット、テレアポが上手い人の特徴などについて紹介しました。テレアポは企業の営業活動を支える大事な仕事です。ノルマもあるため、決して楽な業務ではありません。しかし、その分スキルが身につき成果につながりやすい点が魅力です。今回紹介したテレアポの内容やコツを参考に、成果を挙げられるアポインターとしての活動を検討してみてはいかがでしょうか。

監修者・中田 潤一

中田 潤一

株式会社キーエンス株入社後、サントリー株式会社→アリババ株式会社→株式会社リクルート住まいカンパニー リクルート在籍時に株式会社Izulを立ち上げ、現在に至る。株式会社Izulを含め4社の代表取締役を勤める。スキルシェアサービス「タイムチケット」では就職・転職カテゴリーで46ヶ月連続1位獲得、年間アワードを3年連続受賞。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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