転職における書類選考の期間の目安とは?時間がかかる理由や問い合わせの例文を紹介

2024年3月22日

2024年4月4日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

転職における書類選考の期間は、およそ1週間程度が目安とされています。ただし場合によっては1ヵ月ほどかかることも。連絡が遅くなる理由を知ることで、不安や焦りを感じにくくなるでしょう。本記事では、書類選考の期間の目安や時間がかかる理由、企業へ問い合わせる場合の例文を紹介します。

転職における書類選考の期間

書類選考は、転職活動における最初のプロセスです。ここでは、書類選考にかかる期間について2つの側面から解説します。

平均は約1週間程度

書類選考にかかる期間は、平均すると1週間程度が目安とされています。
なかなか連絡が来ないと感じた場合、企業の営業日を確認しましょう。求人情報に応募から何営業日までに合否連絡があるのかが明記されていた場合、営業日をカウントすればおよその目安が確認できます。2週間以上経っても連絡がない場合は、こちらから問い合わせてみましょう。

企業によっては1ヵ月程度かかるケースも

企業によっては書類選考に1ヵ月程度かかるケースもあります。
人事から配属予定の部署、採用責任者などで書類を回覧しているとすると、スムーズに書類が回っても面接日の設定まで2週間以上の日数を要する場合があります。他にも選考作業が遅れている場合は連絡が遅れたり、不採用だった場合は連絡がこない可能性もあるでしょう。

また、選考にかかる時間は業種や職種、担当者の状況などによっても変わります。ケース別で考えられる原因や理由は以下の通りです。

ケース別選考期間がかかる原因・理由
ベンチャー企業・中小企業基本的には数日で連絡があるが、応募者が多く繁忙期で採用担当者が忙しいと後回しにされるケースもある
大企業応募者が多かったり、複数の担当者がいるためチェックに時間がかかる
クリエイター職ポートフォリオなど閲覧する書類が多い場合や、現場とのミスマッチが起きないようスタッフに確認するため時間がかかりやすい
転職エージェント基本的に1週間以内に連絡があるが、担当者によって遅れるケースもある

中途採用と新卒採用で書類選考の期間に違いはある?

新卒採用よりも中途採用の方が、選考結果の連絡が早いといった傾向はあります。新卒採用は応募期間が短く、配属部署の選定などもあるため遅くなることが多いようです。一方、中途採用は選考する時期が決まっていないため、応募書類が集中することはありません。企業側が募集時点で採用したい人物像が明確にあるため、その条件に合った人材が見つかり次第内定を出します。そのため、比較的採用が決まりやすい傾向にあります。

類選考のサポートは転職エージェントを利用するのがおすすめ

書類選考期間が長引くと、企業の状況がわからず不安になることもあります。転職エージェントを利用すれば、企業の情報や過去のデータを効率的に集められるのでおすすめです。

その他にも、複数応募する場合のスケジュール管理や企業への連絡、面接対策などの各種サポートがあり、自分に合った最適な転職のアドバイスをもらえるようになります。

特に働きながら中途採用の転職を目指す場合は、転職エージェントを賢く利用しましょう。

書類選考の期間が長くなる理由

書類選考の結果が出るまでの期間は、企業や時期によっても異なります。数日で連絡が来ることもあれば、ひと月以上かかることもある点を押さえておきましょう。書類選考の平均といわれる1週間が過ぎたからといって、不採用とは限りません。ここでは書類選考期間が長くなる理由を詳しく見てみましょう。

予定よりも多くの応募があった

例えば1人の採用枠に予想以上の応募が殺到しているといった状況では、応募から連絡までに想定以上の時間を要します。また、企業によっては全員の選考が終わってから連絡する場合もあり、連絡が遅れる傾向にあります。

採用担当者が忙しい

採用担当者が他の業務も兼務していると、忙しさに追われて連絡が遅れることもあります。
特に新卒採用の時期は、企業説明会や学校訪問などを優先する傾向が多く、中途採用に関連する業務が遅れることもあります。他にも繁忙期や担当者不在などの要因が重なると、連絡までに時間がかかりやすいでしょう。

複数の部署で選考している

書類選考に複数の部署が関わっている場合、連絡が遅くなりやすくなります。大抵は人事部が目を通し、募集している部署の責任者・担当者と回覧していく流れが一般的です。
他部署の意見を取り入れながら選考に進む人を決めるフローであれば、志望動機や経歴、所有資格などを複数の人が総合的に判断します。そのため、必然的に連絡するまでに時間がかかります。

転職エージェントの連絡が漏れている

転職エージェント経由で応募した場合、転職エージェントと企業側のやり取りが発生するため、連絡が遅くなる場合もあります。
求人への応募に転職エージェントを利用し、1週間以上待ってみてもレスポンスがなければ、一度問い合わせてみても良いでしょう。この場合、応募先企業に直接連絡しないように注意してください。

書類選考に時間がかかっている場合の対処法

書類選考の返答がないと、不安や焦りを感じてしまいがちです。また「問い合わせても大丈夫なのか?」や「催促しているように感じさせて印象を悪くしてしまわないか?」と思うこともあるでしょう。ここでは、書類選考に時間がかかっている場合の対処法を3つに分けて解説します。

基本的には焦らず待つのが得策

転職エージェントを利用して応募した場合は、1週間ほど待っても連絡がなければ問い合わせても良いでしょう。
しかし、企業に直接応募した場合、こちらから連絡するのはおすすめできません。繁忙期や業務兼任から多忙を極めている中、書類選考の結果を問い合わせてしまうと、催促しているように思われる可能性があります。基本的には焦らず、企業からの連絡を待ちましょう。

転職エージェントに問い合わせてもらう

転職エージェントを利用して応募した場合は、担当エージェントに問い合わせをお願いしてみるのもひとつの方法です。しかし、待った挙句不採用になることも十分あり得るので、一旦応募については忘れて他のことに集中するのも良いでしょう。

他の企業にも応募する

なかなか連絡がなくて不安や焦りを感じる場合は、他の企業への応募もおすすめです。万が一不採用の連絡が来た場合、次の行動に素早く移れるメリットもあります。

面接対策を入念に行う

書類選考の時間が長引いている期間を使って、面接対策を入念に行うのもおすすめです。書類選考に通過すれば、すぐに面接することになるでしょう。その際に慌てて準備するのではなく、早めに対策できれば、面接の精度をあげた状態で本番に臨めます。転職エージェントを利用すれば、書類選考にかかる時間をあらかじめ計算して予定を組めるので、より効率的に面接対策に臨めます。

選考結果を問い合わせる際の例文

応募書類の送付から2〜3週間がたつにもかかわらず、企業から連絡が来ない場合は、転職エージェントの担当コンサルタントから企業に問い合わせてもらいましょう。転職エージェントはすでに企業との信頼関係を築いているため、自分で問い合わせるよりも確認がスムーズに行えます。

メールで問い合わせる場合の例文

転職エージェントにメールで選考結果を問い合わせる場合、以下のポイントを押さえて文書を作成しましょう。

  • わかりやすい件名
  • 名乗り
  • 事情を考慮
  • 丁寧な言い回し

メール例文

件名:書類選考結果について/名前(件名に明記しましょう)

(転職エージェント名) 
(担当者名)様

お世話になっております。
(応募先名)の求人をご紹介いただきました〇〇と申します。
先日は書類選考に際してサポートしていただき、ありがとうございます。

◯月×日に応募書類を送付した件は、◯日までに書類選考の結果を伝えるとお聞きしていましたが、現時点で連絡いただけておりません。
その後、選考の進捗状況はいかがでしょうか。

お手数をおかけしますが、ご確認いただけると幸いです。
ご多忙のところ恐れ入りますが、よろしくお願い申し上げます。

〇〇

電話で問い合わせる場合の例文

転職エージェントに電話で問い合わせる場合は、以下のポイントを意識すると良いでしょう。

  • 丁寧に挨拶する
  • いつ・どこから応募したのかを伝える
  • 落ち着いてゆっくり話す
  • 用件を端的に伝える

電話例文

お忙しいところ失礼いたします。
先日(応募先名)の求人をご紹介いただいた〇〇と申します。

◯月×日に応募書類を送付した書類選考につきまして、◯日までに書類選考の結果を伝えるとお聞きしていましたが、まだ連絡がありません。

恐れ入りますが、進捗状況をご確認いただいてもよろしいでしょうか。
よろしくお願いいたします。

万が一担当のコンサルタントが不在の場合は、連絡可能な時間を確認し、再度掛け直しましょう。

まとめ

書類選考の期間は1週間程度が目安とされています。しかし、時期や会社内の体制によっては1ヵ月ほど待たされることもあり得ます。
転職活動では応募先をひとつに絞らず並行して応募すると書類選考に通らなかった場合でもスムーズな行動につながるため、できるだけ複数の企業に応募できるよう準備して転職活動を進めましょう。

監修者・植草 陽光

植草 陽光

日本製鉄株式会社⇒株式会社リクルート⇒株式会社Izul

1社目では製鉄所での生産管理、本社でのグローバル購買職などバックオフィス系の業務に従事。29歳で営業未経験でリクルートに入社し、地場大手会社の深耕営業を実施し入社半年で表彰を獲得。自身が転職を通じて人生を変えた経験から、Izulのビジョンに共感し、現在は同社のキャリアアドバイザー職として従事。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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