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ファイナンシャルプランナーとは?資格の特徴や仕事内容、将来性、働き方について解説

2023年3月11日

2023年3月9日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

ファイナンシャルプランナーは、人生において重要なお金を取り扱うエキスパートとして注目されている仕事です。名称は聞いたことがあっても、具体的にどのような仕事をするのか理解できていない方も多いでしょう。
今回は、ファイナンシャルプランナーの概要や対応範囲、資格取得のメリットなどさまざまな観点を紐解きます。また、ファイナンシャルプランナーの主な仕事内容や必要な知識、適性や将来性にも触れています。ファイナンシャルプランナーとして活躍し、今後のキャリアを形成していきたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

ファイナンシャルプランナーとはどんな資格?

ファイナンシャルプランナーとは、「お金」にまつわる幅広い知識と視野を持ち、資金計画やアドバイスを行うエキスパートです。人生設計における資金計画を「ファイナンシャルプランニング」といい、ファイナンシャルプランナーはこれをサポートすることが主な役割です。

ファイナンシャルプランナーが対応できる範囲

ファイナンシャルプランナーの資格では、以下に関するお金の悩みや計画に携わることができます。

領域取り扱う内容
教育・奨学金の活用方法
・教育資金の準備方法
家計・日常的な家計管理
・貯蓄の方法
住宅・住宅ローンの借入方法
・住宅ローンの繰上げ返済
・住宅ローンの借り換え方法
資産運用・金融商品の仕組み(投資信託など)
・退職金の運用
年金・年金制度の仕組み
生活設計・老後の生活設計
・老後における生活資金の準備方法
保険・保険・社会保障制度の仕組み
・死亡保障・医療保障
税制・医療控除・配偶者控除の仕組み
・所得税の仕組み
相続・贈与・遺言・相続の準備方法
・親族への資金贈与
介護・医療・介護保険の仕組み
・介護費用の準備

ファイナンシャル・プランニング技能士との違い

ファイナンシャルプランナーと似た資格であるファイナンシャル・プランニング技能士とは、資格の有無という点で違いがあります。
ファイナンシャルプランナーはあくまで、資金に関するサポートを行う「仕事」として分類されます。これに対してファイナンシャル・プランニング技能士は、国家検定制度である「FP技能検定」に合格することで得られる「資格」を保有している人を指します。

ファイナンシャルプランナーになるメリット

ファイナンシャルプランナーになることで、以下のメリットがあります。

  • お金に関する幅広い知識を会得できる
  • 転職に有利な知識として活用できる
  • 独立・開業を視野に入れられる

資金に関する知識を仕事に繋げたいと思うならば、ここで挙げたメリットを参考にして、ファイナンシャルプランナーとしての活動を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

ファイナンシャルプランナーの仕事内容

ファイナンシャルプランナーの仕事は、お金に関する幅広い知識を元に、お客様のライフプランにアドバイスをすることです。顧客の希望や将来設計を実現させるために、さまざまな資金に関する知識の伝達や現状の見直し、相談などを行っていきます。
資金に関連するサポートを実施するため、金融業界や保険会社、不動産業界などで働くことが一般的です。就業しながらファイナンシャルプランナーとしての知識を身に付けることも可能です。
またファイナンシャルプランナーは、多くの企業で正社員として雇用されている点も特徴です。フリーランスでいろいろな企業で知識を発揮するよりも、特定の企業に所属し、企業風土などに適した提案を行う専門家として歓迎される傾向にあります。

ファイナンシャルプランナーになるために押さえておきたい知識

ファイナンシャルプランナーを目指すうえでは、以下に挙げる内容を押さえておきましょう。

  • 資格としての難易度
  • 試験科目
  • 求められる知識
  • 勉強方法
  • 収入の目安

また、内容を把握するだけでなく、ファイナンシャルプランナーになるためどのように行動すべきか考えることも大切です。

資格としての難易度

ファイナンシャルプランナーはお金に関する幅広い知識が必要な仕事であるため、資格取得の難易度はある程度高くなっています。資格には1級・2級・3級があり、段階を踏んで取得していきます。
参考までに2級と3級の難易度を見てみましょう。2021年度に実施された試験では、以下の結果が出ています。

学科試験実技試験
2級50.56%60.26%
3級84.69%80.50%

3級と比べて、2級の難易度が大幅に高くなっていることがわかります。これからファイナンシャルプランナーを目指す際は、まず3級の合格を目指しましょう。

試験科目

ファイナンシャルプランナーの試験科目は、以下の通りです。

  1. ライフプランニング・資金計画
  2. 金融資産の運用
  3. リスク管理
  4. タックスプランニング
  5. 不動産
  6. 相続・事業の継承

求められる知識

ファイナンシャルプランナーには、試験科目にも挙げられている6つの領域における幅広い知識が必要です。関連する書籍を読んだり、動画を視聴することで、独学でも身に付けられます。

勉強方法

上述したように、ファイナンシャルプランナーに必要な知識は、独学でも得られます。ただし独学が難しい場合は、通信講座などを活用してより確実に知識を身に付けましょう。

収入の目安

ファイナンシャルプランナーの年収は、全国平均でおよそ500万円とされています。特に、不動産業界でファイナンシャルプランナーとして活躍することで、より高い報酬を得られる傾向にあります。独立・開業できれば、自身のスキルや人脈をフル活用し、1,000万円以上の年収も実現可能です。

ファイナンシャルプランナーに向いている人の特徴

ファイナンシャルプランナーになるためにはお金の知識があるだけでなく、以下に挙げる適性もあったほうがよいでしょう。自身を客観的に分析し、ファイナンシャルプランナーに向いているかどうか判断しましょう。

情報収集が得意

税制や法律など、目まぐるしく変化する情報を積極的に収集する必要があります。新たに登場する金融商品について把握することも重要です。市場の変化を察知し、情報収集する能力も求められます。

数字を見ることが苦ではない

ファイナンシャルプランナーはお金を取り扱うため、日々さまざまな数字を見ることになります。数字を見ることが苦手だとミスを誘発し、顧客の信用を損ねることになるでしょう。ファイナンシャルプランナーを目指す際は、自身が数字に強いかどうかを分析してください。

コミュニケーション能力に自信がある

顧客の人生における重要なお金を担うため、積極的にコミュニケーションをとって信頼を構築することも大切です。センシティブな領域であることから、顧客がストレスなく悩みを打ち明けられるような関係性を築くことが理想です。

ファイナンシャルプランナーの将来性

近年、少子高齢化による年金問題や増税といった、さまざまな「お金」の変化が注目されています。変化についていけず、不安を抱えている方も増えてきているので、プロの目線でアドバイスできるファイナンシャルプランナーの需要は今後より高くなることが予想されます。
ファイナンシャルプランナーは、企業に所属して専門的なアドバイスをする専任者として活動するケースが多くなっています。一方で、お金に関する幅広い知識を活かして独立・開業し、より顧客に寄り添ったアドバイスを行うファイナンシャルプランナーの需要も高まっている傾向があります。
さまざまな背景・要因から、ファイナンシャルプランナーは将来性が期待できる仕事といえます。

まとめ

日常生活で得る知識だけでは心許ない、お金の問題をプロの視点でアドバイスできるのがファイナンシャルプランナーです。多くの需要が期待できるため、今後もより注目される仕事といえます。ファイナンシャルプランナーになるためには、取り扱う領域や仕事内容、試験概要や適性について理解することが大切です。今回紹介した内容を参考に、ファイナンシャルプランナーとしてのキャリアを検討してみてはいかがでしょうか。

監修者・續 慶一

續 慶一

同志社大学を卒業後、教員兼某大学サッカー部監督を経て、大手外資系金融機関へ転職。その後、国内大手人材会社の人事を経て、起業。現在は人事コンサルティング、採用コンサルティングを自身が経営する会社で行いつつ、株式会社Izulには1人目の社員として入社し、現在は執行役員として従事。また九州大学の起業部にて事務局長を務める。
現在は、急成長のベンチャー企業、第二創業期に入っている企業など、様々な企業の役員や人事責任者とやりとりを行いコネクションを築いており、また自らキャリアセミナーや人事交流会などを積極的に開催しております。

著者プロフィール

Izul広報チーム

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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