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フリーランスエンジニアになるのは難しい?必要なスキルや適性、メリット・デメリットについて解説

2023年7月15日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

昨今のIT業界ではさまざまなエンジニア職が存在します。フリーランスへの転身に需要が高まっていることも相まって、フリーランスエンジニアとしてのキャリア形成を検討する方も多いのではないでしょうか。しかし、企業に在籍しているエンジニアと異なり、フリーランスエンジニアならではのメリットやデメリットも多数存在します。今回は、フリーランスエンジニアを目指すうえで押さえておきたい知識を紹介します。

フリーランスエンジニアに求められるスキルレベルは?

エンジニア職には「未経験可」の求人も多い中、フリーランスエンジニアになるうえではある程度の経験は必須になります。最低でも、企業所属のエンジニアとして「1〜3年程度」の実務経験を積んでおかないとフリーランスエンジニアとして活動するのは難しいといえます。
ある程度の年数も伴った実績があることで、フリーランスでは必須の営業活動が成功しやすくなります。初心者・未経験向けの案件もまったくないわけではありませんが単価が低くなるため、やはりある程度の実務経験は身につけておくべきです。

フリーランスエンジニアになるための手順

フリーランスエンジニアになるための手順は、以下の通りです。
それぞれの手順で何をすべきか、詳しく解説します。

  1. 経験・実績を増やす
  2. 独立の手続きを進める
  3. 保険・年金を切り替える
  4. スキルシートを作成する

1:経験・実績を増やす

先ほども触れたように、まずは実務経験や活動実績を積むことに尽力すべきです。企業にとって、経験・実績のないフリーランスエンジニアに案件を振るメリットはありません。安心して仕事を依頼してもらうためには、経験や実績は必須です。即戦力として活躍できるよう、まずは実績を身につけることがフリーランスエンジニアになるための第一歩です。

2:独立の手続きを進める

経験・実績をある程度身につけたあとは、フリーランスエンジニアとして活動するための準備を進めます。独立に必要な主な手続きは、開業届の提出です。開業届は最寄りの税務署で提出できます。税金面で損をしないためにも、独立に向けた手続きは漏れが無いよう進めてください。

3:保険・年金を切り替える

開業届の準備と同時進行で、保険と年金を切り替えておきます。企業に在籍している場合は、健康保険・厚生年金に加入しています。しかし、企業から離れ、独立する場合は保険と年金を以下に切り替えることが必要です。

  • 健康保険→国民健康保険
  • 厚生年金→国民年金

4:スキルシートを作成する

経験・実績を身につけ、独立に向けた準備が完了したら、スキルシートを作成します。スキルシートとは、これまで経験してきたプロジェクトの概要や、実績を記載するシートのことです。フリーランスエンジニアとして活かせる知識や保有技術などを含めた自己PRを記載することもおすすめです。クライアントに自身を売り込むツールとなるため、必ず準備しておきましょう。

フリーランスエンジニアのメリット・デメリット

フリーランスエンジニアになることには、メリットもデメリットもあります。ここでは、メリット・デメリットをそれぞれ紹介します。

メリット

フリーランスエンジニアになる主なメリットは、以下の通りです。

  • 仕事を自分で選べる
  • 勤務日・休日を調整しやすい
  • 働いた分だけ収入が増える
  • 企業では実現できなかった目標達成も可能
  • 自由な場所で仕事ができる
  • 定年という概念がない

やはり、企業在籍のエンジニアと比較して、自分の裁量で仕事を増やしたり、勤務日を調整したりしていける自由度の高さにメリットがあります。

デメリット

フリーランスエンジニアを目指すうえでは、以下のデメリットがあることも覚えておくべきです。

  • 仕事が長期間続く保証はない
  • 責任がすべて自分にのしかかる
  • 自分で案件を探さなければならない
  • 社会的信用度は低い
  • 確定申告の手間がかかる
  • 一人での作業に慣れる必要がある
  • 自己管理できないと仕事がうまくいかない

企業に在籍していることである程度「管理・保証されていた」部分が、すべて「自分次第」になります。自分へのプレッシャーがかかることも多いのが、フリーランスエンジニアのデメリットです。

フリーランスエンジニアの適性

フリーランスエンジニアのメリット・デメリットも把握したうえで、向いている人と向いていない人の特徴も押さえておくべきです。

向いている人の特徴

営業力・交渉力に自信のある人は、フリーランスエンジニアに向いています。自分で仕事を取ることが必須であるため、営業ができなければ意味がありません。自身のスキルや経験をアピールしつつ、クライアントのニーズにどう応えるのかも含めて交渉できる力が必要です。
また、納期管理が得意な人や、さまざまな変化に対して貪欲にチャレンジできる人も、フリーランスエンジニアに向いています。常にスキルアップしないと活躍の場がなくなってしまうため、貪欲に成長する意識を持っていることも大切です。

向いていない人の特徴

対して、交渉力に自信のない人はフリーランスエンジニアには向いていません。また、安定性を重視したい人は、フリーランスではなく企業所属のエンジニアとして活動する方が向いています。自己管理ができない人も、仕事を円滑に進めるうえで障害となるため、フリーランスとしての活動は難しいといえます。

フリーランスエンジニアとして活躍し続けるためのポイント

ここでは、フリーランスエンジニアとして活躍し続けるために押さえておきたいポイントについて解説します。

  • エージェントを活用する
  • できるだけ多くの実績を積み重ねる
  • 保有スキルの幅を広げる
  • フリーランス同士のつながりを増やす

エージェントを活用する

エンジニアの案件を斡旋しているエージェントを活用することで、定期的に案件を受注し続けることができます。とはいえ、ある程度の経験や実績がないと、安定して受注し続けることは困難です。自身のレベルでどのような案件を獲得できるのかという相談も含めてエージェントを利用し、安定した活動を実現してください。

できるだけ多くの実績を積み重ねる

フリーランスエンジニアは、直接クライアントに交渉することがほとんどであるため、できるだけ多くの実績を積んでおかないと契約に結びつきません。エージェントを経由するとしても、アピールできるクライアントの幅を広げるために実績は必要不可欠です。フリーランスエンジニアは業界としての案件数自体は多いものの、受注できるかどうかは本人の努力と実績次第といえます。

保有スキルの幅を広げる

フリーランスエンジニアとして活躍し続けるには、自身のスキルを磨きながら新たなスキルを身につける必要があります。独学で未経験からフリーランスエンジニアになるのが難しいことも視野に入れ、保有スキルについては貪欲になるべきです。

フリーランス同士のつながりを増やす

フリーランスエンジニアとして活動する人とつながっておくことで、新たなクライアントと出会える可能性があります。お互いに案件を紹介し合ったり、同じプロジェクトに関わることで、これまで出会えなかった仕事に関わることができます。

まとめ

今回は、フリーランスエンジニアを目指すために必要な知識を紹介しました。企業に在籍するエンジニアとは異なり、フリーランスエンジニアはすべての責任が自分のものとして降りかかってきます。しかし、その分自由度は高まるため、フリーランスエンジニアとして働くうえでのメリット・デメリットや適性を把握し、今後のキャリア形成に活かしてください。

監修者・座間 智也

座間 智也

原宿で美容師 ⇒ リーフラス株式会社 ⇒ 株式会社スポーツフィールド
サッカー選手になる夢を断念し、美容師からキャリアをスタート、2社目では当時史上最短の入社8ヶ月でリーダー昇格、3年目の25歳で当時社員600名弱の会社で支店長として従事。その後、人材紹介会社へ転職し、入社4年で東日本エリアのマネージャーとして6拠点のマネジメントを経験。現在は個人として4つの事業運営を行いながら、Izul でキャリアアドバイザーとして従事。

著者プロフィール

Izul広報チーム

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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