EC業界とは?業界の傾向や仕事内容、必要な経験や適性を紹介

2023年9月17日

2024年4月26日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

EC業界では専門的な知識がないと活躍できないと思い込んでいる人も多いのではないでしょうか。今回は、EC業界で働きたい人に向けて、業界の傾向や仕事内容、必要な経験や適正をご紹介します。この記事を参考にEC業界の知識をつけてください。

EC業界とは

EC業界とは、電子商取引にかかわるツールやサービスを提供している業界です。具体的には①店舗管理②販売戦略③集客・販促④顧客対応の4つに業界を分類することができます。ちなみにECとは「Electronic Commerce」の略で、日本語では電子商取引と呼びます。

EC業界の現状と今後

EC業界が提供するのは欲しいものがすぐに購入できるサービスであり、今では生活を支えるための重要なインフラになっています。ECは2010 年代のスマホの普及によって、加速的に世の中に広がりました。今では、BtoCやBtoBの業態だけではなく、CtoCのジャンルにおいても多くの人が参入しています。
EC業界は、今後さらなる成長が見込めます。日本国内のEC化率は毎年右肩上がりです。2020年のEC化率は 8.08%と前年より 1.32ポイント上昇しています。またウィズコロナの影響を受け、EC サイトを利用する消費者も増えてきていることから今後も大きな成長が期待できます。
参考:経済産業省

EC業界のトレンド

EC業界のトレンドは以下の3つです。

AIと5G

AIの発達によって、自ら検索してものを探すという機会は減っていくでしょう。最適化されたAIが好みの傾向や、欲しいものの特徴を伝えなくても、あなたの購買履歴や行動データをもとに、世界中のEC サイトから心躍る商品を探し出してくれます。2020 年に5G 通信が始まり、より多くのデータが瞬時に転送できるようになりました。4G 時代の100 倍の情報を消費者に届けることが可能です。

O2OからOMO

O2O(Online To Offline)とは、オンラインで得られた情報をオフラインでも活用していくという概念です。一方、OMO(Online Mergeswith Offline)は直訳すると「オンラインとオフラインの融合」を意味します。OMOでできることは、オフラインでの購入データをオンラインへ反映させたり、オンラインでの閲覧履歴を元にオフライン店舗で商品レコメンドを受けたりできることです。それによりオンラインとオフラインの垣根なく、買い物ができるようになります。

越境EC市場の拡大

越境ECとは、国境を超えて行われるECサイトの取引のことを意味します。越境EC市場の拡大の理由としては、スマートフォンの普及、訪問外国人のリピート購入などがあります。今後もさらなる拡大が予想されるでしょう。

EC業界での仕事

ECサイトの運営に携わる上での仕事を以下に示します。

コンテンツ作成

コンテンツ作成をする前にはペルソナ設定が必要です。購買に導くためには、「誰に」「何を」「どう伝えるか」を考えましょう。最初にペルソナ設定をすることで質の高いコンテンツ作成ができます。
ペルソナ設定ができたら、ECサイトに掲載する商品の写真撮影や原稿作成等をします。ECサイトは商品の写真や原稿が魅力的かどうかで売上が大きく左右されるので、こだわりをもって作成しましょう。

プロモーション

インターネットを通して自社のサービスや商品をプロモーションして、販売促進に繋げていきます。プロモーションの目的としてはネットユーザーにサービスや商品を認知してもらい、多くのユーザーに加入・購入してもらうことです。プロモーションは専門的な知識が求められるため、信頼できるパートナー企業に運用を任せる場合もあります。

製品登録

製品登録はECサイトに掲載する商品の登録業務のことです。写真・原稿等を用意し、販売開始時期などを登録します。意識すべきことはユーザーが商品を検索しやすいように、適切にカテゴリー分けすることです。

受注・問い合わせ管理

ユーザーから商品が購入されたら出荷指示を行い、受注管理を行います。顧客によっては質問やクレームがくることがあります。そういった場合は、カスタマーサポート的な役割を求められることがあります。

物流業務

物流業務としては倉庫内の在庫管理や商品のピッキングから梱包、出荷までを行います。ポイントは顧客の届け先と商品に相違がないかしっかり確認することです。

EC業界で働くために必要なこと

EC業界で働くために必要なことは主に以下の3つです。

  • ECサイトの利用経験
  • オンライン上での商品のやりとり
  • 接客・販売の経験

ECサイトの利用経験

ECサイトで働くには、ECサイトの利用経験があったほうがよいでしょう。利用したことがないと、EC業界の仕事がイメージできません。イメージと実際の業務に、ギャップを感じてしまうかもしれません。

オンライン上での商品のやりとり

オンライン上での商品のやりとりの経験も必要です。最近はメルカリやヤフオクなどだれでも気軽に利用できる媒体があります。利用してみることで、EC業界で働くイメージができます。

接客・販売の経験

接客・販売の経験があると、EC業界で仕事をする上で有利です。経験を生かすことで、スムーズな商品購入につながる可能性があります。顧客とうまくコミュニケーションをとることで気持ちよく購入してもらい、リピートしてもらえる可能性が出てきます。

ECサイト運営に必要なスキル

ECサイト運営に必要なスキルは主に以下の3つです。

Webマーケティング力

Webマーケティングとは、自社のECサイトにより多くのユーザーを集客し、商品を買ってもらうための活動全般のことです。簡単に身に付くスキルではないので、経験を積みながら徐々に身につけることがおすすめです。

データの分析力

ECサイトの運営では、さまざまなツールを使って売上や集客の分析ができるので、その結果を事業に活かすことが求められます。どのような情報を分析すればどこを改善できるのかを選定するスキルが望まれます。

カスタマーサポートなどの対応力

対応力とは話やメール、チャットなどで、お客さまからの問い合わせやクレームに対応するスキルのことです。また、ECサイトを運営する上ではさまざまな企業間とのやり取りも発生するため、柔軟な対応力は必須となります。

EC業界の適性

EC業界の適正は主に以下の3つです。

  • ユーザー目線に立てる
  • 柔軟性がある
  • 分析力がある

ユーザー目線に立てる

ユーザー目線に立つことで、売れるECサイトや商品を作り上げることができます。どうしたら興味をもってくれるかを常に考えることでユーザー目線に立てます。ユーザー満足度を高めてECサイトの売上をUPさせるためにも、徹底してお客様に寄り添う姿勢が必要です。

柔軟性がある

EC業界は仕事内容によってやるべき業務が異なるため、適材人員も変わります。さらに業務の担当範囲は会社の規模や方針によって変わります。すなわち1人で複数の担当をする場合もあるので柔軟性が求められます。

分析力がある

EC業界では分析力がある人が求められています。ECサイト運営にはさまざまなデータの取り扱いや分析が必要です。例えば、販売促進・CMRなどの分析業務や数値管理をします。正確な分析ができれば売上に直結します。

まとめ

今回は、EC業界に就くための必要なスキルや適正について解説しました。この記事に記載してあるスキルを身につけることでEC業界に入りやすくなります。また、適性を確認することで向き不向きがわかるので事前に確認しましょう。この記事を参考にして、EC業界で仕事をしてみてはいかがでしょうか。

監修者・太田 新作

太田 新作

新卒にて東急不動産グループ会社である、東急リゾートへ入社。
沖縄、軽井沢といったリゾート地の新築リゾートマンションの販売計画の立案・販促物の作成に携わった後に、株式会社ATGSへ。
ITエンジニアの紹介営業(SES)にて、以下の会社記録を更新。
1クライアントでの売上・粗利・技術者参画人数が会社新記録を達成。MVP獲得。

2015年よりアデコ株式会社へジョイン。
主に大手WEB企業、スタートアップを中心に経営企画・経理・法務といった管理系職種の採用支援を行う。
社内でも2年連続で上位6%に入る成績を出していたが、成長を求め創業2年目のIT業界に特化した人材系スタートアップでのマネージャー職を経て、2020年よりJAC Recruitmentへ。
金融機関や大手決済サービス、FinTech系スタートアップといったFinTech領域の採用支援を担う。

900名を越えるコンサルタントがいる中で求職者様が選ぶ顧客満足度東日本2位を獲得(2021年下期)。ビズリーチのベッドハンターランクは5,000人を超えるヘッドハンターがいる中で上位2%に与えられるSランクをキープ(2021年7月~2023年2月)。

コンサルタントを行いながら、大手通信キャリアの採用戦略の立案と13名のコンサルタントをリードし採用成功を目指すアカウントマネジメントを経験。

2023年2月に自身の理想とするキャリア支援をしたく、株式会社Izulへ。
Izulの圧倒的な求職者伴走力を活かしつつ、クライアントへの介在価値最大化をミッションとする新組織RDチームの責任者へ就任。
個人でもキャリアコーチングを提供中。

著者プロフィール

Izul広報チーム

Izul広報チーム

株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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