リクルートは個々の多様性を尊重し、1人ひとりがスキルを発揮できるように、多様な働き方を実現するための福利厚生を提供しています。社会保険のように整備が義務づけられているものはもちろん、各種休暇制度や働き方関連の制度も充実しているため、自身のライフスタイルに適した働き方を実現できるでしょう。本記事では、リクルートの福利厚生の種類ごとに、詳しい内容を解説します。
最優秀エージェントが教える、リクルートへの転職方法
リクルートの福利厚生とは
リクルートは、従業員が働く場所を柔軟に選択できる制度を設けています。従業員は自分の生活状況に合わせて、自宅やカフェ、コワーキングスペースなどで業務を行うことができます。これにより、通勤時間の削減や作業環境の選択肢を拡大が可能です。また、契約社員や正社員など雇用形態を問わず、ほぼすべての福利厚生が共通しています。
リクルートの福利厚生その1【働き方関連】
リクルートは、個々のライフスタイルに応じた働き方を実現するために、リモートワークや休日について整備しています。ここからは働き方関連の福利厚生について詳しく見ていきましょう。
リモートワークが可能
領域により違いはあるものの、リクルートでは一部の職種を除き、理由や回数を問わずに取得できるリモートワークの制度を全社に導入しています。従業員が出社することなく、自宅やその他の場所で業務を行うことが可能です。この取り組みにより、従業員は通勤の必要がなくなり、効率的な働き方やワークライフバランスの向上が期待されます。
またリモートワークの導入に伴い、通勤交通費の支給方法も変更されています。従業員が出社しないことを前提としているため、通勤にかかる交通費を実費支給する方法に変更されました。特急料金などは条件付きで許可される場合もあり、遠方から通勤する場合でも柔軟な対応が期待できます。
年間平均週休が約3日
リクルートは従業員のワークライフバランスの向上を目指し、休日の取得を自身で決めることができる制度を導入しています。暦上の休日や有給休暇とは別に、従業員が自分で選択して取得することができ、合計で年間145日の休日を実現しました。これは、平均週約3日の休日を取得できることを示します。
なお、年間休日数が給与に影響することはありません。そのため、休日を取りたいけれど給与が低くなるから取れないといったこともないでしょう。
また、1日の所定労働時間を8時間に変更しています。これにより、従業員がより効率的に業務を遂行しながら、働く時間とプライベートの時間のバランスを取りやすくなりました。
特別休暇の種類が豊富
リクルートは、従業員のライフステージの変化や家庭との両立を考慮し、柔軟な休暇取得を実現できることを目指しています。ここからはリクルートの特別休暇の種類について詳しく見ていきましょう。
出産育児休暇
出産育児休暇とは、妊娠から育児期間にかけて利用可能な休暇です。男性も利用できる点が特徴で、初回付与時の子供の年齢と週の所定勤務日数に応じて、最大40日の休暇を取得できます。利用期間は、子供が12歳になる年度の3月末までです。
ケア休暇
家族の介護やペットのケアなどに使用できる休暇です。介護認定が不要で、週の所定勤務日数に応じて最大年5日の休暇を取得できます。
ストック休暇
年次有給休暇の未消化分を最大40日まで積み立てることができる制度です。特定の取得要件があるものの、病気、育児、不妊治療、介護、慶弔、ボランティアなどの場面で利用できます。
STEP休暇
在籍してから3年ごとに1回取得できる休暇です。14日から28日までの任意の日数で取得できますが、連続での取得が必要です。
アニバーサリー手当
在籍1年以上の社員が年次有給休暇を4日以上連続して利用した場合、5万円の手当が支給されます。年に1回、毎年利用が可能です。
育児と仕事の両立支援
リクルートでは、育児との両立支援を男女問わず利用できます。保育園の入所手続きのアドバイスを行う保活サポート、ベビーシッターの紹介、病児保育利用サポート、産婦人科・小児科のオンライン診療サービスなどがあります。
リクルートの福利厚生その2【社会保険・休暇】
リクルートは、健康保険や厚生年金保険、雇用保険、労災保険といった社会保険を完備しています。
さらに、次のような休暇も導入しているため、ワークライフバランスを保ちやすいでしょう。
- 産前産後休暇……出産準備や育児のために利用する休暇
- 介護休暇……家族の介護のための休暇
- 公傷休暇……労災によるケガや病気の休暇
- F休暇(生理休暇)……女性の生理痛などの体調不良に対応するための休暇
- 慶弔休暇……結婚式や葬儀などのための休暇
- 裁判員休暇……裁判員として公務に参加するための休暇
- 転勤休暇……転勤時の引越しや新居の準備のための休暇
- 海外出張調整休暇……海外出張後の調整のための休暇
- 母性健康管理休暇……妊娠中の健康管理や産前産後の休暇
- 育児休暇……子どもの育児のための休暇
- 介護休職……家族の介護のために一定期間休職する制度
- 労災休職……労災によるケガや病気で休職する制度
- 傷病休暇……病気やケガのための休暇
- 特命休暇……重要な事情による休暇
リクルートの福利厚生その3【その他】
リクルートでは、次のような福利厚生も提供しています。
- 確定拠出年金……従業員が自分自身で一定額を拠出し、退職時に年金として受け取る仕組み
- 退職一時金……退職時に支給される一時的な給付金
- 持株会……従業員が会社の株式を購入し、経済的な利益を享受する制度
- 部活動……趣味や興味に応じて従業員が参加する部活動
- 定期健康診断……一定の頻度で行う健康診断
- 過重労働面談……過度な労働負担を受けている従業員と行う面談
- リフレッシュ(マッサージ)……従業員のリラクゼーションとストレス解消を促進するためのサービス
- 各種相談窓口……仕事やプライベートに関する悩みを相談できる窓口
リクルートの福利厚生で押さえるべき注意点
リクルートは福利厚生が充実しているものの、すべての従業員が全く同じ制度を利用できるわけではありません。福利厚生を転職希望先を決める判断基準の1つとする場合は、利用条件まで詳しく確認しておくことが大切です。ここからは、リクルートの福利厚生で押さえるべき注意点について詳しく見ていきましょう。
一部の福利厚生は全社員が対象ではない
リクルートの福利厚生制度は多岐にわたりますが、全社員が利用できるわけではない点に注意が必要です。職種や勤務条件、所属部署などによって異なる制度が適用される可能性があります。利用できると思っていたら自身には適用されなかったといった事態を防ぐためにも、対象者について確認しておくことが大切です。
利用条件の確認が必要
リクルートの福利厚生制度を利用する際には、各種手当や休暇の利用条件を確認することが重要です。特定の手当や休暇は、一定の条件下で提供されます。
事前に詳しい条件を把握しておき、自身が利用できるかどうかを明確化することで、リクルートへの転職を検討する際の判断に役立ちます。
まとめ
リクルートの福利厚生は充実していますが、一部の制度が全社員に適用されない場合や利用条件があることに留意する必要があります。各制度の詳細を理解し、自身にとってメリットが大きいかどうかを判断してください。今回解説したリクルートの福利厚生の詳細を踏まえて、自身に適した企業かどうかを見極めましょう。