スタートアップへの転職を成功させるコツ|転職のメリットや注意点も解説

2022年8月20日

2024年1月26日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

スタートアップでの成功は、キャリアアップに大きくつながるといわれています。しかし、スタートアップとはどのような組織なのかを正確に理解している方は多くありません。そこでこの記事では、スタートアップの概要やメリット、注意点、転職を成功させるコツを解説します。

スタートアップとは

スタートアップとは、急成長している企業や継続して成長し続けている企業のことです。数年間で数千億円の価値がつく企業や数十年で世界を変えるような企業などが該当します。「スタート」という単語のイメージから、起業後の年数が浅いと思われがちですが、実際は起業時期は関係ありません。上記のような企業であれば設立年が古くても該当します。

スタートアップに転職するメリット

大きな成長を継続できるスタートアップに転職した場合、一般的な企業に転職した場合とは異なるメリットが存在します。ここでは4つのメリットについて詳しく解説します。

ゼロから事業を創り出す機会が得られる

スタートアップが生き残るためには競合との激しい競争に勝ち抜かなければならず、常に新規事業に挑戦し続けなければいけません。そのためスタートアップに転職することで、主体的に事業創出に携わりながらも、ゼロから事業を創り出す機会を得られるようになります。将来的に独立や起業を目指している方や自身のキャリアアップを目指す方にとって、非常に貴重な経験ができるでしょう。

会社の経営に関われる

スタートアップでは人手が少ない場合が多く、幅広い業務に携わりやすくなります。新規事業の立ち上げや部署の設立などで裁量権のある立場を担うことができる可能性も高く、会社の経営にも大きく関わる機会が増えるでしょう。
会社経営に携わった経験はその後のキャリアアップや転職、独立などの場面でも活かすことができます。場合によっては、他社から裁量権の多いポジションでオファーを受けるケースもあるでしょう。

自己成長につながる

人手が少ないスタートアップは少数精鋭の組織です。そのため、社員1人あたりに割り振られる業務範囲も必然的に広くなります。さまざまな業務経験を積むことができ、自己成長にもつなげられるでしょう。またスタートアップで成果を残せば大きな報酬や優遇を得られる可能性もあり、自身の市場価値を高めるきっかけを得やすい環境といえます。

大きな利益を追求できる

スタートアップはこれまで業界になかった新しい事業を創り出すことで、莫大な収益を獲得できる可能性を秘めています。スタートアップで働くことで、大きな利益を追求できる点もメリットのひとつです。軌道に乗るまで苦労することもありますが、新規事業が成功した時は大きなやりがいや達成感を得られるでしょう。
また、ストック・オプションを導入しているケースもあります。ストック・オプションとは、企業と社員が取り決めた価格で自社株を購入できる権利のことです。事業が軌道に乗り、株価が上昇した場面で売却すれば大きな利益を得られます。このように、大きな収入を期待できることもスタートアップならではのポイントです。

スタートアップに転職するときの注意点

多くのメリットがあるスタートアップへの転職ですが、必ずしも良いことばかりではありません。実際に転職してから後悔することがないよう、ここでは注意点に関する詳しい内容について解説します。

ハードワークを強いられる可能性がある

立ち上げたばかりのスタートアップに転職する場合は、ハードワークを強いられる可能性がある点に注意が必要です。創成期は企業としての仕組みが整っていないことが多く、深夜残業や休日出勤などが発生する可能性が高くなります。福利厚生についても未整備というケースも少なくありません。
そのため、ワークライフバランスや福利厚生を重視する方だと相性が合わないと感じてしまう場合もあるでしょう。ただし、会社の規模やフェーズによっては、必ずしも労働環境が整備されていないとは限りません。

急に事業撤退や解雇のリスクがある

スタートアップでは、急な方向転換や事業撤退が行われるケースも多々あります。経営が安定していない場合、倒産する可能性も念頭に置かなければなりません。
また、スタートアップには大企業のような安定性がない点もデメリットです。倒産までとはいかずとも、事業撤退によって解雇されるリスクがある点も考慮しておきましょう。

常に責任が求められる

1人あたりの業務範囲が広く、会社の経営にも関われることがスタートアップのメリットです。しかし、その分1人あたりの責任も大きくなります。特に、スタートアップではひとつのミスが事業存続に大きな影響を与えるケースもあり、常に結果と責任を求められるでしょう。ミスがあっても組織的にカバーできるような体制が整っていない企業も存在するため、緊張感を持って働く必要があります。

スタートアップへの転職を成功させる3つのコツ

実績づくりやただの憧れだけでスタートアップへ転職すると、失敗する確率が高くなってしまいます。後悔を避けるためにも、スタートアップへの転職を成功させるためのコツを確認しておきましょう。

強い覚悟を持って行動する

スタートアップは大きなやりがいがあるものの、その分一般企業よりリスクが伴います。転職によって給料が下がったり、ライフスタイルが激変するケースも少なくありません。それでもスタートアップに転職したい場合、「必ず成功する」という強い覚悟を持って行動することが大切です。意志がぶれることがなければ、仕事上の困難にも立ち向かっていけるでしょう。

転職する目的を明確にする

スタートアップに転職する目的を明らかにすることも重要です。例えば「将来独立したい」や「自分の手で会社を発展させたい」といった明確な目標を持つことで、自分にあった企業を見つけるのに役立ちます。また、働くうえで苦しい時や挫折しそうな時があっても、目標が心の支えになってくれるでしょう。
一方、転職目的が明確でないと入社後にミスマッチが起こりやすく、せっかくスタートアップに転職しても上手くいかない可能性があります。スタートアップへの転職を成功に導くためにも、転職目的とその後のビジョンを明らかにしておきましょう。

転職のプロに相談する

スタートアップだけでなく、転職は今後の将来を左右する大きなイベントです。そのため、本当に転職して大丈夫なのか不安になったり、迷ったりすることも少なくありません。そのような時は友人や家族だけでなく、転職エージェントなど転職のプロに相談することも有効な手立てのひとつです。
転職市場を詳しく把握しているため、プロの目線で自分の市場価値や活躍できそうな業界などについてアドバイスを受けることができます。履歴書の添削や面接対策を行ってくれる場合もあるので、気になる方は積極的に利用してみましょう。

まとめ

スタートアップとは新しい価値を創出する力を持ち、大きな成長を継続できる企業のことです。そんなスタートアップに転職することでゼロから事業を創り出す機会が得られる可能性が高く、自己の大きな成長にもつなげられるでしょう。
ただしスタートアップには、「ハードワークを強いられることが多い」「働くうえで常に責任が求められる」といったデメリットも存在しています。そのため、軽い気持ちで転職してしまうと失敗しかねません。スタートアップへの転職を成功させるためには、まずは転職目的を明確にして、強い覚悟を持って臨むことが大切です。

監修者・續 慶一

續 慶一

同志社大学を卒業後、教員兼某大学サッカー部監督を経て、大手外資系金融機関へ転職。その後、国内大手人材会社の人事を経て、起業。現在は人事コンサルティング、採用コンサルティングを自身が経営する会社で行いつつ、株式会社Izulには1人目の社員として入社し、現在は執行役員として従事。また九州大学の起業部にて事務局長を務める。
現在は、急成長のベンチャー企業、第二創業期に入っている企業など、様々な企業の役員や人事責任者とやりとりを行いコネクションを築いており、また自らキャリアセミナーや人事交流会などを積極的に開催しております。

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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