「何を作るか」より「何を実現するか」──価値提供を追求したエンジニアの転職ストーリー

2026年7月2日

2026年6月30日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

目次

転職活動を始めると、多くの人が求人情報や企業選びに目を向けます。しかし本当に悩むのは、「どの会社に行くか」ではなく、「自分はこれからどんなキャリアを歩みたいのか」という問いではないでしょうか。
今回ご紹介するKさんは、エンジニアとしてアプリケーション開発からインフラ、開発基盤の構築まで幅広い経験を積みながら、「技術そのものではなく、技術でどのような価値を生み出すか」を大切にしてきました。そんな中、尊敬する上司との別れや結婚といったライフイベントをきっかけに、自身のキャリアを改めて見つめ直し、転職を決意します。
転職活動当初は別のエージェントを利用していたものの、紹介されるのは目的なく条件のみ合った求人ばかり。Kさんが求めていたのは、求人を紹介してくれる人ではなく、自分のキャリアや価値観を理解し、これからの人生について一緒に考えてくれるパートナーでした。
そうして出会ったのが、Izulのコンサルタント・髙澤です。キャリアの軸を言語化しながら、自分にとって本当に納得できる選択肢を探し続けた結果、Kさんは自分の求める条件下で国内でも数少ない「クラウドを作る側」のポジションへの転職を実現しました。
今回はKさんと髙澤が転職活動を振り返りながら、納得感のあるキャリア選択を実現するために大切だったことについてお話を伺いました。

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尊敬する上司との出会いが変えた仕事への向き合い方

―これまでのキャリアについて教えてください

Kさん

新卒では自社サービス開発とSI事業を展開するIT企業に入社し、ECサイト構築サービスの開発に携わりました。サービス開発だけでなく、顧客向けのSI案件にも関わる環境で多くのプロジェクトを経験しました。

特に難易度の高い案件やトラブル対応を任されることが多く、短期間で幅広い技術知識や問題解決力を身につけることができました。非常にハードな環境ではありましたが、その経験がエンジニアとしての土台になったと感じています。

その後通信事業を展開する企業へ転職し、より大規模なサービス開発に携わるようになりました。

―2社目ではどのような業務を担当されましたか

Kさん

入社後は、スマートフォンアプリやバックエンドAPIの開発を担当しました。主にサーバーサイド開発に携わり、サービスを支えるシステムの設計・開発を経験しています。

その後、会社全体で開発環境や開発プロセスを刷新するモダナイズプロジェクトが立ち上がり、コアメンバーとして参画しました。開発基盤の設計から技術選定、運用ルールの策定まで幅広く担当し、新しい開発環境をゼロから構築するプロジェクトに約1年間携わりました。

アプリケーション開発だけでなく、インフラや運用の観点も含めて検討する機会が多く、技術領域を大きく広げるきっかけになりました。

―今までのキャリアの中で特に印象に残っている経験はありますか

Kさん

最も印象に残っているのは、自分たちで構築した新しい開発基盤上で、最初のプロダクトを立ち上げた経験です。

基盤構築メンバーとして参画していたこともあり、インフラ構築からアプリケーション開発、リリース、運用まで一貫して担当しました。単に機能を開発するだけでなく、「どのような仕組みで運用するか」「将来的な拡張性をどう担保するか」といった観点も含めて携われたため、エンジニアとして非常に大きな成長につながったと感じています。

―現在はどのような役割を担っていますか

Kさん

現在はプロダクト開発を行いながら、各開発チームを横断して技術的な課題解決を支援する役割も担っています。

開発基盤の立ち上げに関わった経験から、アプリケーションだけでなくインフラや開発環境についても理解しているため、チーム内では解決が難しい課題や原因調査が必要なトラブルの相談を受けることが多いです。

―29歳でかなり幅広い経験をされていますが、ご自身ではどのように捉えていますか

Kさん

自分では、技術力が突出して高いエンジニアだとは思っていません。自分より技術に秀でた方はたくさんいますし、実際にそうした方々と一緒に仕事をしてきました。

一方で、私が大切にしているのは「技術そのもの」ではなく、「技術を使ってどんな価値を生み出すか」という視点です。前職で尊敬していた上司から、技術はあくまで手段であり、本当に重要なのは成果や価値提供だと教わりました。

それ以来、技術選定や開発の進め方を考える際も最新技術を追うことより、事業やユーザーにとって最適な解決策は何かを重視しています。開発だけに閉じず、プロジェクト全体を前に進めることや、組織の課題解決に関わることを意識してきた結果、現在のような役割につながっているのだと思います。

期待を超える提案で生まれていった信頼関係

―転職を考えたきっかけを教えてください

Kさん

大きく分けると、キャリア面とライフイベント面の2つがありました。

キャリア面では、これまで大きな影響を受けてきた上司のもとを離れることになったのが一つの転機でした。その上司からは、「技術は手段であり、重要なのは成果や価値を生み出すこと」という考え方を学び、自分の仕事観にも大きな影響を受けていました。組織変更によって一緒に働く機会が少なくなり、今後のキャリアを改めて考えるようになりました。

一方で、転職の決め手になったのはライフイベントです。結婚を機に、これまで以上に長期的な生活設計や働き方を意識するようになりました。将来を見据えたときに収入面だけでなく、働き方や福利厚生も含めてより安定した環境を選ぶ必要があると感じたんです。

―転職活動を始めた当初は、どのような状況だったのでしょうか

Kさん

Izulに相談する前に、別の転職エージェントを利用していました。ただ、希望するキャリアや転職理由を伝えた上で企業紹介を受けたものの、自分に合わせた提案というより条件検索で抽出した求人が中心という印象でした。

私としては、求人を紹介してもらうだけでなく、「なぜその企業が自分に合うのか」まで含めた提案を期待していましたが、その点にギャップを感じました。結果として、そのエージェント経由では企業紹介の段階で活動を終了し、面接には進みませんでした。

転職活動を通じて、自分のキャリアや志向を理解した上で伴走してくれるパートナーの重要性を改めて感じました。

― Izulを知ったきっかけを教えてください

Kさん

当時の第一志望がSmartHRだったこともあり、まずはSmartHRへの転職実績があるエージェントを探していました。

その中で、実際にIzulを利用してSmartHRへ転職された方とのつながりがあり、話を聞く機会を得ました。また、SmartHRとIzulの関係性や支援実績に関する記事も見ていたため、「第一志望への転職可能性を高めるなら、実績のあるエージェントに相談するのが最も効率的だ」と考えました。

知名度の高さではなく自分が目指すキャリアに対してどれだけ実績と信頼があるかを重視し、その結果としてIzulに登録し、転職相談を始めました。

―初回面談での印象はいかがでしたか

Kさん

正直、髙澤さんが最初は以前利用していたエージェントと同じ出身だと聞いて不安もありました。笑

ただ実際に面談してみると、こちらの希望やキャリア志向をしっかり理解した上で企業を提案してくれていることが伝わってきました。単なる条件検索ではなく、各企業の強みや特徴を踏まえた提案だったため、提案内容にも納得感がありました。

「自分のことを理解した上で支援してくれている」と感じられたことが大きく、その時点で安心して転職活動を任せられると感じました。

―いつ頃から「信頼して任せられる」と感じるようになりましたか

Kさん

初回面談だけではなく、その後の企業提案やフィードバック面談を含めた2〜3回のやり取りの中で、「この人なら信頼して任せられる」と感じるようになりました。

特に印象的だったのは、単に求人を紹介するのではなく、自分の志向や目指したいキャリアを理解した上で企業を提案してくれたことです。提案内容にも納得感があり、それ以降は安心して相談できるようになりました。

また、SmartHRやLayerXといった、自分が魅力を感じていた企業の話が自然に出てきたことも印象に残っています。知名度だけではなく、業界内で注目されている企業や市場動向を理解していることが伝わり、「IT業界への解像度が高い方だな」と感じました。そこから信頼関係が築かれていったと思います。

―最終的に髙澤さんに転職支援を任せようと思った決め手は何でしたか

Kさん

印象に残っているのは、髙澤さんから「私の言葉を鵜呑みにしないでください」と言われたことです。

一般的には、エージェントは自分の提案を信じてもらおうとすることが多いと思います。しかし髙澤さんは、「最終的な意思決定は自分自身で行うべきであり、エージェントも間違うことがある」という前提で話をされていました。

その姿勢を見て、自分の成果や都合を優先するのではなく、求職者にとって最適な選択をしてほしいと本気で考えている方だと感じました。

企業提案の質や業界理解の深さにも信頼感はありましたが、最終的にはそうした誠実なスタンスに強く共感し、「この人となら最後まで転職活動を進めたい」と思うようになりました。

―転職活動の中で、特に大変だったことは何でしたか

Kさん

最も大変だったのは、働きながら転職活動を進めることでした。

日中は通常業務をこなし、その後に面接や選考対応を行う生活だったため、時間の確保が大きな課題でした。特に複数社の選考が並行して進むと、面接準備や日程調整の負荷も高くなります。

また、私は面接前に必ず企業研究を行っていました。事業内容やビジネスモデル、求められる人物像、技術スタックなどを理解した上で臨まないと、面接の時間を有効に使えないと考えていたからです。

そのため、仕事と並行しながら各社の情報収集や面接準備を進めることが、転職活動の中で最も苦労した部分だったと思います。特に、限られた時間の中で複数企業への理解を深めていくことには大きな負荷がありました。

―棚卸しは順調に行きましたか?

Kさん

棚卸し〜職務経歴書の作成はやはり大変でした。

私の場合、約7年分のキャリアを振り返りながら、担当プロジェクトや使用技術、成果を整理して言語化する必要がありました。単純に作業量が多いだけでなく、何をどう伝えるべきかを整理するのにも時間がかかります。

その点、Izulでは職務経歴書のベース作成だけでなく、内容や構成のブラッシュアップまで支援していただきました。例えば、経歴の見せ方についても「昇順ではなく最新の経験から見せる降順の方が伝わりやすい」といった具体的なアドバイスなどもいただき、より市場価値が伝わる形に整理することができました。

私は書類作成のような事務的な作業があまり得意ではないため、こうした準備を伴走しながら進めてもらえたことで、企業研究や面接対策といった本来注力すべき部分に集中できたのは非常に助かりました。

―職務経歴書はどのようにブラッシュアップしていったのでしょうか

Kさん

職務経歴書のベースはすでに作成していましたが、Izulとの支援を通じて「経験を書く書類」から「強みを伝える書類」へと改善できたと思います。

特に印象的だったのは、経歴を古い順ではなく直近の経験から見せる構成への変更です。採用担当者が知りたい情報を最初に届けるという考え方に納得感がありました。また、どの経験を強みとして打ち出すべきか、どのように見せれば伝わるのかについても具体的なアドバイスをいただきました。

単に修正案を提示されるのではなく、その意図や背景まで説明してもらえたため、自分自身も納得しながらブラッシュアップを進めることができました。

髙澤

私としては、Kさんのような優秀なエンジニアの方が、書類の見せ方だけを理由に選考の土俵に立てないことが一番もったいないと感じていました。

実際にお話しする中で、Kさんの経験や強みには大きな魅力を感じていました。その一方で、職務経歴書だけではその魅力が十分に伝わっていない部分もあったため、私が感じている評価や市場価値を、採用担当者にも同じように伝えられる状態にしたいと考えていました。

そのため、単に内容を整えるのではなく、「企業側からどう見えるか」という視点で構成や表現を見直しながら、一緒に書類をブラッシュアップしていきました。書類選考はあくまでスタートラインなので、まずは適切に評価される土台を作ることを重視していました。

―求人提案の際に意識されていたことはありますか

髙澤

技術スタックや条件面だけで求人を提案しても、Kさんのような方には響かないと感じていました。そのためスキルや経験だけではなく、「どのような価値観を持っているのか」「どのような企業に魅力を感じるのか」といった感覚的な部分を理解することを特に重視していました。

初回面談では、その価値観や志向性をどれだけ正確に捉えられるかを意識しており、求人提案はその理解が正しかったかを試される場でもありました。提案内容を見ていただいた際に「理解してもらえている」と感じてもらえるかどうかは非常に重要だったと思います。

また、Kさんは前回の転職活動でエージェントに対する期待値が高い一方、不信感もお持ちでした。そのため「求人を紹介すること」ではなく、「期待を超える提案ができるか」を意識して支援していました。

実際に提案内容に納得いただけたときは、価値観やキャリア志向を正しく捉えられていたと感じ、とても安心したことを覚えています。

使う側から作る側へ。次なるキャリアへの一歩

―転職活動全体を振り返って、印象に残っていることはありますか

Kさん

印象に残っているのは、髙澤さんから「転職活動そのものを楽しみましょう」と言われたことです。

実際に選考が始まってからは、面接やコーディング試験も単なる選考ではなく、自分の実力を試したり新しい学びを得たりする機会として前向きに取り組むことができました。その結果、負担の大きい転職活動でありながらも、楽しみながら進められたことが印象に残っています。

髙澤

転職活動は人生の中でも多くの時間を投資する機会です。そのため、単に内定獲得を目指すだけでなく、自身の市場価値を確認したり、優秀な人材と接点を持ったりできる成長機会として捉えてほしいと考えていました。

特にKさんクラスの方であれば、選考過程そのものから得られる学びも多いため、結果だけでなくプロセスも含めて価値のある時間にしてほしいという思いで支援していました。

髙澤さんが要所要所にかけていらっしゃる言葉が全部印象に残っているところになっていて、すごい素敵ですね

Kさん

すごい良かったです。

もちろん相性はあると思いますが、私の場合はやりたいことや考えていることを率直に伝え、それを髙澤さんがしっかり理解しようとしてくれたことで、とても進めやすい転職活動になりました。

単に求人を紹介する関係ではなく、キャリアの方向性や価値観について対話しながら進められたことが大きかったと思います。だからこそ、転職活動の節目でいただいた言葉も自然と印象に残っていますし、髙澤さんだからこそ実現できた転職だったと感じています。

―今後の展望について教えてください

Kさん

次の会社では、国内でも数少ないクラウド基盤の開発に携わる予定です。

これまではAWSやGCP、Azureなどのクラウドサービスを活用する立場でしたが、今後はクラウドそのものを作る側に回ります。国内でこうした領域に挑戦できる機会は限られており、エンジニアとして非常に希少性の高い経験だと感じています。

また、大企業の安定した基盤がありながら、取り組むテーマはスタートアップのような挑戦性もあり、技術的にも事業的にも非常に面白い環境だと思っています。

もちろん自身の専門領域であるアプリケーション開発だけでなく、インフラ領域まで踏み込むことになるため、難しさや不安もあります。ただ、それ以上に「使う側」だったクラウドを「作る側」として経験できることへのワクワク感が大きく、まずはその期待を信じて挑戦していきたいと考えています。

―改めて、髙澤さんの支援について感想を教えてください

Kさん

一番良かったのは、終始「手段」ではなく「目的」を重視して支援してくれたことです。

転職活動では応募先や選考対策など、さまざまな手段がありますが、髙澤さんは常に「何を実現したいのか」「なぜ転職するのか」という軸に立ち返りながら伴走してくれました。

もちろん、スケジュール調整や選考対応といった実務面のサポートもしていただきましたが、それ以上に自分が目指したいキャリアや価値観をぶらさずに支えてくれたことが印象に残っています。

そのおかげで納得感を持って転職活動を進めることができましたし、本当にやりたいと思える仕事にも出会うことができました。振り返ると、相談して良かったと心から感じています。

髙澤

初回面談の頃から、転職先を決めることだけでなく、その先のキャリアや人生をどう歩んでいきたいかという話をよくしていました。

エンジニアとしてどのような道を進みたいのか、将来的にどのような働き方をしたいのか。そうした中長期的な視点も含めて対話を重ねてきた印象があります。

今回、Kさんは「面白そうだから挑戦したい」と心から思える環境を手に入れられました。これは転職成功というだけでなく、ご自身のキャリアの軸に沿った意思決定ができた結果だと思っています。

だからこそ、この先も新しい環境で得られる学びや経験を通じて、自分なりの答えを見つけていってほしいですし、そのワクワクの先にどんな景色があるのかをぜひ掴んでほしいと思っています。

この支援を担当した人

コンサルタント・髙澤 寛樹

髙澤 寛樹

新卒で通信業界のベンチャー企業に入社。万年赤字だった店舗の黒字化や売上ギネスの獲得などを経験し、育成やマネジメントにも注力。その後、Izulの支援を受けてレバレジーズへ転職、レバテックに出向。キャリアアドバイザーとして従事し、入社1年目から目標を達成。しかし、エージェント都合で構築された支援フレームワークに限界を感じ、2年目からは「右から左に流すだけの支援」ではなく、「自己分析×教育」に軸足を置いた支援スタイルへと転換。求職者と共に「ありたい姿」を明確にする伴走型の支援を実践。超大手企業からスタートアップまで、幅広い求職者のキャリア支援を担当。教育・マネジメント業務も兼任しながら、個人としてもトップセールスの実績を収める。現在は、自身の転職活動でお世話になった恩師への恩返しや、より多くの求職者にアプローチできる機会、そしてビジョンへの共感から、Izulに参画。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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