契約社員とは?正社員との待遇・給与面の違いや雇用形態のメリットを紹介

2022年9月17日

2023年5月27日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

求人情報などでよく目にする「契約社員」。契約社員と正社員では、企業との契約内容や待遇などに違いがあります。そこを理解しないまま入社してしまうと、後悔するような事態にもなりかねません。そこでこの記事では、契約社員の概要や正社員との待遇・給与面の違い、契約社員のメリット・デメリットを紹介します。

契約社員とは

契約社員とは、雇用期間の期限がある有期労働契約を結んでいる社員です。有期労働契約の期間は最長3年で、契約満了時点で契約更新か契約終了のどちらかの対応が必要となります。ただし、実際には契約期間を1年にして、年ごとに契約の更新・終了を判断する企業が多い傾向にあります。雇用形態という観点から見ると契約社員はパートと同じ非正規雇用に分類され、法的には「パートタイム労働者」となります。

契約社員とパートの違い

契約社員とパートの大きな違いとして「労働時間」が挙げられます。前述の通り、契約社員は有期労働契約を締結しているため、労働時間・日数は正社員と同じである場合がほとんどです。
一方、パートは「短時間労働」が想定されており、1日5時間・1週間20時間などのように労働時間を調整できます。そのため、契約社員の方がパートよりも労働時間は多くなることが一般的です。

契約社員は副業できる?

契約社員の副業は企業のリスクになることが多く、禁止している企業も少なくありません。禁止する理由は主に次の3つです。

  • 副業による疲労で本業に支障をきたしたり、不利益が生じたりする可能性がある
  • 情報漏洩につながる恐れがある
  • 企業の社会的信用をなくしてしまう仕事をする可能性がある

ただし、近年は副業を解禁する企業も増えています。副業の可否は就業規則に記載されているため、副業できるかを知りたい場合は確認してみましょう。

契約社員にある5年ルール

契約社員が同じ企業で継続雇用されている場合は、契約年数が通年で5年経過し、なおかつ所定要件を満たしていれば契約社員側は次回契約更新時に無期雇用の転換を申し出ることができます。無期雇用とは期限を設けない雇用契約のことです。契約社員から申し出があった場合、雇用主は無期雇用に転換して雇用継続することが義務付けられています。これを契約社員の「5年ルール」と呼びます。

契約社員と正社員の待遇面での違い

契約社員と正社員では待遇面にいくつかの違いがあります。また、具体的にどのくらい違うのかが気になる方も多いでしょう。ここでは、それぞれの詳しい内容について解説します。

雇用期間の違い

前述の通り、契約社員は雇用期間に定めのある有期雇用契約となります。そのため契約期間は最長3年で、契約期間終了ごとに企業と契約社員、双方の合意によって契約更新が行われる仕組みです。一方、正社員は無期雇用契約のため雇用期間の定めはなく、一度雇用の契約を結べば定年まで働くことができます。

給与や賞与の違い

長期的に働くことを前提としている正社員には賞与を支給していても、契約社員は支給の対象外としている企業も少なくありません。そのため、給与や賞与を重視する場合はその点も事前に確認する必要があります。
ただし、同一労働同一賃金の観点から正社員と同じ責任・業務内容を担う契約社員には、正社員と同じ待遇とすることが義務付けられています。

福利厚生の違い

契約社員と正社員では福利厚生にも違いがあります。例えば、住宅手当や家族手当といった諸手当の有無です。制度自体は設けられていても、契約社員は支給対象外となっている企業も少なくありません。また、退職金に関しても適用対象は正社員とする場合があります。
一方、健康保険や厚生年金保険、雇用・労災保険といった社会保険加入は契約社員・正社員での違いはありません。

勤務条件の違い

正社員と契約社員の勤務条件は同一であることが一般的です。ただし、契約社員の場合は契約時の取り決め次第で「週4日限定」や「時間限定勤務」となる場合もあります。また、契約社員には原則として転勤はありません。一方、正社員の場合は定めのない限りは転勤・異動が発生する可能性があるといった点も違いの一つです。ただし、契約社員の場合も契約内容によっては例外的に転勤・異動が生じるケースもあるため、注意が必要です。

契約社員として働く4つのメリット

ここまで、契約社員の概要と正社員との待遇面の違いを見てきました。違いだけを見ると契約社員の方が不利に感じる人もいるでしょう。しかし、契約社員として働くことにもいくつかのメリットがあります。ここでは、それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

責任範囲が少ない

正社員と比較した際、契約社員の業務内容や責任範囲は限定されていることが一般的です。重責を負う業務を任せられることがないので精神的に余裕をもって働くことができます。

ハードルが高い企業へ入社できる

正社員として入社するにはハードルが高いとされる企業であっても、有期雇用である契約社員としてなら未経験でも採用される可能性が高まります。まずは契約社員として入社し、期待される以上の成果を上げていければ、正社員への道が開けるかもしれません。

人間関係の悩みが少ない

契約社員の雇用は流動的です。そのため、長期間にわたって同じ職場で働く正社員とは異なり人間関係が固定されません。相性が合わないと感じれば契約を更新せず、別の企業で働ける契約社員は、人間関係の悩みを少なくできるかもしれません。

仕事とプライベートの両立を図りやすい

契約社員の勤務条件は正社員と原則同じです。ただし前述の通り、時短勤務や週4日勤務など雇用契約によってはさまざまな勤務条件で働くことができます。そのため、仕事とプライベートの両立を図りやすく、ライフワークバランスの取りやすさでは契約社員の方が優位になる可能性もあります。

契約社員として働くデメリットは?

契約社員として働くことには、デメリットもあります。
契約社員の給与は契約締結時点で決定されるケースが多く、大きな成果を出しても昇給や昇進を期待できません。また、契約期間満了になると働けなくなるため、正社員に比べると収入や雇用は不安定です。正社員に比べると継続的な収入を得られる見込みが低く、住宅ローンなどの長期ローン審査も通りづらい傾向にあります。

まとめ

契約社員とは、雇用期間の期限がある有期労働契約を結んでいる社員のことです。「精神的負担が少ない」や「人間関係の悩みが少ない」といったメリットがある一方で、「収入・雇用が不安定」や「ローン審査が通りにくい」といったデメリットも存在します。
また、雇用期間の期限有無や給与・賞与、福利厚生など、契約社員と正社員とでは待遇面で大きな違いがあります。契約社員と正社員の違いを理解したうえで、就職・転職活動を進めていくようにしましょう。

監修者・髙木 香奈恵

髙木 香奈恵

新卒でリクルートの求人広告営業に従事。高い顧客満足度とリピート率をキープした業績が評価され、その後事業部の数字管理やシステム改善業務に従事。
2社目に当時創業3年のファッションテック系ITベンチャーに転職し社長室に所属。秘書業務全般から、新規事業としての法人立ち上げ、人事部への事業推進や社内教育の企画実行、エンゲージメント施策の運営など、経営者に近い目線で幅広い業務に従事。それらの経験から、仕事は辛いものでも収入のためでもなく人生を豊かにするための手段に過ぎないと考え、キャリアアドバイザーとしてIzulにジョイン。

著者プロフィール

Izul広報チーム

Izul広報チーム

株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

Twitter

Facebook

LINE