自己肯定感が高い人・低い人の特徴とは?仕事に与える影響や肯定感を高める方法を解説

2022年10月23日

2024年3月8日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

自己肯定感とは、自分自身を受け止め、肯定する感覚のことです。自己肯定感を持つことができず、自分に対してどこか否定的になっていると実感し、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。今回は、自己肯定感を高めるための方法について解説します。また、自己肯定感を低くしてしまう行動や習慣も併せて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

自己肯定感とは

ありのままの自分を受け止め、肯定する感覚のことを自己肯定感といいます。「自己存在感」や「自己効力感」と呼ばれることもあります。他人と自分を比較せず、あくまでも自分の個性や特性を認めることで生まれる感覚です。

自己肯定感を高めれば自信につながる

自己肯定感を高めることで、自分に対する自信を持てるようになります。周囲の目線や評価を気にせず、自分の軸をもつことが大切です。
立ち向かうべき困難や壁に直面しても、自己肯定感を高めておくことでそこから立ち直れる自分を形成できます。何事にもチャレンジする姿勢が生まれるため、考え方や行動が変わるきっかけにもなるでしょう。
また自己肯定感が高いと、他人に対しても寛容になれます。自分と他人を切り離して考えることで、異なった考え方を受け入れることができます。他人を理解して自分の価値観と照らし合わせることで、新たな考え方が生まれる点もメリットです。
このように、自己肯定感を高めることは、自分に対する自信を高めることにつながります。

自己肯定感が低いと仕事にも悪影響を与える

自己肯定感が低い人は、仕事でミスをした自分をいつまでも責めてしまう傾向にあります。ミスを恐れて消極的になることで、成果や評価につながりにくくなります。また、新しいことに挑戦することも極力避けてしまうため、自己成長が期待できないのも難点です。
反対に、自己肯定感が高い人は、自分の長所を仕事に活かして成果をあげることができます。自分を理解していることによる適材適所の判断や、短所を自分自身でカバーできる能力があるためです。

自己肯定感が高い人の特徴

ここでは、自己肯定感が高い人の主な特徴を解説します。自分に当てはめて、今後の成長に活かしてみてはいかがでしょうか。

自分の長所を理解している

自己肯定感が高い人は、他人と自分を比較することがありません。「自分は自分だ」と考え、長所を理解している人が多い傾向にあります。また、自分の短所も客観的に理解し、受け入れている人が多い点も特徴です。自分の長所を活かしたうえで、短所をカバーする能力を持っている人が多いといえます。

行動・思考が前向き

自分自身に関わる出来事に対して肯定的になるため、行動や発言も自然と前向きになります。他人と比較された際も、あくまで自分主体の目線を持てるため、堂々とした姿勢を保つことができます。とはいえ、決して他人に頼らないというわけではありません。他人の長所も理解し、吸収する前向きな姿勢を持っていることも自己肯定感が高い人の特徴です。

失敗への恐怖心が少ない

自己肯定感が高い人は、新しいことに対するチャレンジ精神があります。仮に失敗したとしても「なんとかなる」と楽観的に考えられるため、恐れることなく挑戦できる人が多いでしょう。仮に失敗したとしてもその経験を成長のきっかけと捉え、次の挑戦に活かそうと考えられます。

自己肯定感が低い人の特徴

自己肯定感が高い人もいれば、低い人もいます。ここでは、自己肯定感が低い人の特徴について解説します。

過去のトラウマや周囲の環境に影響されやすい

過去に感じたトラウマが原因で、自己肯定感が低くなっている人もいるでしょう。厳しい家庭環境や過去の大きな失敗などの経験がマイナス要因になり、自分に対して否定的になることも少なくありません。

周りの他人と自分を比較してしまう

自己肯定感の低い人は、自分よりも他人がよく見えてしまう傾向にあります。他人がよく見えるだけでなく、自分の評価を下げてしまうことも特徴です。他人ができて自分にできないことへの劣等感で苦しんで、気分が落ち込んでしまう人も少なくありません。

依存性・承認欲求が強い

自己肯定感が低いと、他人に認められたいという承認欲求が強く表れます。常に他人の視線を気にして行動するため、自分に自信が持てません。また他人に依存し、主体性に欠けることも自己肯定感が低い人の特徴です。判断力や企画力が成長しないため、ビジネスにおける評価でもデメリットがあります。

自己肯定感を高めるには?実践したい行動6選

日々の行動を意識することで、自己肯定感を高めることが可能です。ここでは、自己肯定感を高めるために実践したい、主な6つの行動を紹介します。

短所も前向きに捉える

短所ばかりに着目することをやめ、自分を否定しないようにしましょう。「あえて短所を活かすことはできないか」「短所を長所にするためにはどうすればいいか」を冷静に分析し、考えることが大切です。

自分の長所を客観的に見直す

自分の長所や得意なことを、客観的に見つめ直してみましょう。他人から見た自分の長所を意識することで、新しい発見があるかもしれません。また、自分と他人を比較しないようにするためにも、自分自身を常に見直す姿勢を意識しましょう。

マイナス発言に気をつける

日頃から前向きな発言を心がけることで、意識と行動が変化します。ネガティブな発言は自己肯定感を低くするだけでなく、周囲にも悪影響を与えてしまうでしょう。自分と他人を高める発言を意識することで、自己肯定感が高まります。

過度な我慢を控える

過度な我慢が習慣化すると、自己肯定感が低くなります。我慢を控えることで、他人の評価が気にならなくなる側面もあります。わがままを言えるところは我慢せず、自分の意見を貫き通しましょう。

正しい姿勢を意識する

自己肯定感が低いと、体が前屈みになって気分も落ち込みがちになります。正しい姿勢を意識し、胸を張って堂々としていましょう。姿勢を変えることで、前向きな気持ちが芽生えるかもしれません。

SNSから距離を置く

SNSの情報や意見に左右されないように、適度な距離感を保ちましょう。他人の声に振り回されることなく、自分の意見を第一にすることが大切です。SNSの中には無責任な投稿もあるので、あくまで息抜き程度に閲覧しましょう。

自己肯定感が低くなる行動・習慣

自己肯定感が低いと実感していなくても、行動や習慣によって低くなる場合があります。ここでは、自己肯定感を低くしてしまう主な行動・習慣を紹介します。

すぐに謝る

「すみません」「申し訳ありません」と言うのが癖になっていませんか?謝罪の言葉が癖になると、気持ちが自然に落ち込んでしまいます。必要がないときには、謝罪の言葉を口にしないようにしましょう。

先のことを考えすぎる

自己肯定感が低い人は、自分の行動が失敗すると決めつけ、ネガティブになってしまいます。マイナスの感情を持ったまま行動することは精神的にも肉体的にも負担がかかります。何が起こるかわからない未来に対して過度に心配せず、目の前の出来事を楽しんでみましょう。

周囲の目を気にしすぎる

他人の意見や評価を意識しすぎると、自分の良さが埋もれてしまいます。「ありのままの自分」を受け入れるという、自己肯定感の基本に立ち返りましょう。あくまでも自分の考えや行動を尊重することが、自己肯定感を低くすることへの予防策になります。

他人を悪者にする

「他人より自分のほうがマシ」と言い聞かせ、自己肯定感の高さを履き違えている人もいます。自分では前向きに捉えているつもりでも、結局他人と比較しているだけなので自己肯定感を高めることにはなりません。

まとめ

自己肯定感とは、ありのままの自分自身を受け入れ、肯定する感情のことです。あくまでも自分を基準にすることで、日常生活や仕事に対する自信が芽生えます。
自己肯定感は過去の経験や感情がベースになっているものの、決して変えられないものではありません。行動や考え方を意識することで、自己肯定感を高めることは可能です。反対に、日頃の行動や習慣で、自己肯定感が低くなってしまう場合もあります。
今回紹介した内容を参考に、まずは自分自身を客観的に観察してください。

監修者・江部 臨太郎

江部 臨太郎

新卒からアパレルショップ「FREAK'S STORE」に4年勤務。顧客売上全国1位を達成し副店長に昇格後、うなぎ屋「のだや」に転職。ホール責任者として2年勤務し、1年間の無職期間を挟み、リクルートに入社。広告メディア「SUUMO」を取り扱う一気通貫型の法人営業に2年間従事し、在籍期間で合計6回の社内表彰を獲得。その後、転職サイトdodaなどを取り扱うパーソルキャリアの新規事業開発室「Innovation Lab.」に転職。サービス業向けのDXを行うバーティカルSaaS「Sync Up」の新規事業立ち上げにBizサイド1人目としてジョイン。SaaS型パイプラインセールスの基盤構築と事業拡大に貢献。その後、パーソルイノベーションに転籍し、同事業部で計2年間、社内スタートアップの "0→1" フェーズに携わり、現職へ。執行役員として人材紹介サービス「Izul」の立ち上げに参画。現在はIzulの事業全体の戦略推進担当を担いながら、キャリアアドバイザーチームのマネジメント、及び自身もプレイヤーとして活動中。同時に個人事業主として、住宅メーカーやインテリアショップなどtoC事業者に向けたコンサルティング業務に従事している。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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