転職すると年収は下がる?主なパターンと年収を下げずに転職するポイントを紹介

2023年9月12日

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Izul広報チーム

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転職を検討するうえで、現在よりも年収が下がることを懸念する方もいるでしょう。年収はこれまで培った経験や知識を基準に決まるほか、転職先の業界や企業によっても変化します。
今回は転職することでなぜ年収が下がるのか、具体的なパターンをもとに解説します。年収が下がることによるポジティブな面や、年収を下げてでも転職すべきパターンについて紹介します。収入面での懸念を解消するうえでお役立てください。

転職がきっかけで年収が下がるパターン

転職で年収が下がる主なパターンは、以下の3通りです。自身が考えている転職のルートが当てはまる場合は、年収が下がってしまうことを想定しておいた方がいいでしょう。

異業種への転職

たとえ現職での経験や実績が豊富で、ある程度の年収を得ていても、異業種へ転職すると年収が下がる傾向にあります。現職で経験や確かな実力があるとしても、異業種の転職先では「未経験者」となるためです。未経験者として就業することになれば、当然イチから実績とキャリアを形成していく必要があります。異業種に転職することは、年収も含めて新たなスタートであると認識しておきましょう。

大手から中小への転職

同業種への転職でも、大手企業から中小企業へ転職すると年収は下がる傾向があります。業務内容が同じでも会社規模が変われば、資本・報酬形態も変化するためです。大手であることで高水準の年収が保証されている側面もある、と改めて認識しておく必要があります。中小企業で年収を上げることは、大手よりも厳しい基準が設けられている可能性もあります。従業員数や現在の業績なども踏まえ、自身が「貢献」することで年収に反映されることも多いと認識しておきましょう。

都心部から地方への転職

都心部から地方への転職も、年収が下がりやすいケースです。地方は都心部と比べて物価が安く、収入面も低く設定されていることが多いためです。地方企業かつ異業種への転職や、大手から中小企業への転職の場合は、より年収が下がることも想定しておきましょう。地方への転職で年収を下げたくない場合は、その地域での「大手」や成長している企業を調査したうえでアプローチするのがおすすめです。

年収が下がることはデメリットばかりではない

転職で年収が下がることを、デメリットと考えている人もいるでしょう。しかし実際には、以下のメリットがあります。ここで挙げるメリットを転職で年収が下がることと比較して、今後のキャリアや動きを再検討しましょう。

希望通りの職種に就きやすくなる

社会人として経験を積む中で、現職では実現できない新たな理想が生まれることもあります。異業種や別の土地でなければ実現できない理想だった場合、年収を度外視してでも叶える価値があると考えられるケースもあるでしょう。実際、自身が希望する職種へのキャリアチェンジは、年収面など一部を「妥協」することで実現しやすくなります。転職後に年収を上げると切り替えて自身の希望を叶えられるのであれば、年収が下がることはそこまで大きなデメリットではないでしょう。

働きやすい環境を実現できる

現職の年収に満足していても、そのほかの待遇面で不満を感じる場合もあります。就業時間や休暇、人間関係や昇格のしやすさなど、理想とは異なる待遇にジレンマがある人もいるでしょう。希望通りの職種に就くことと同様、こちらも年収面を度外視し、環境面に特化した転職活動を進めることで理想を実現しやすくなります。働きにくいと感じる環境では、年収が高くても満足いく仕事はできず、肉体や精神を追い込むことになります。そのため、まずは年収を後回しにし、環境面から整えていくのもおすすめです。

将来的に年収が上がる

現在の年収を一度リセットすることにはなるものの、転職後のキャリアが明確になっているのであれば将来的に年収をあげることは可能です。より現実的かつ確実なキャリアプランを描いたうえで転職することで、評価につながる成果を上げやすいためです。中長期的な目線にはなるものの明確なキャリアプランがあれば、理想の転職を実現したうえで年収を上げることもできるでしょう。

年収を下げてでも転職すべき場合がある

年収を下げてでも転職すべきケースもあります。それは以下の4つのケースに該当する場合です。

  • 希望通りの職種に就ける
  • 働きやすい環境を実現
  • 将来的な年収アップが期待できる
  • 現職でのキャリアアップが見込めない

すべてに共通しているのは「年収よりも優先すべきものがある」ことです。収入面を一度リセットしてでも叶えたい理想がある場合は、年収が下がったとしても転職することを前向きに検証してみましょう。

年収を下げずに転職する方法

どうしても年収を下げずに転職したい場合は、以下の3つの方法を実践してください。

念入りに企業研究する

転職前にしっかりと企業研究を行うことで、年収を下げずに転職できる可能性があります。例えば給与水準が高い企業や、自身のこれまでの経験が給与に反映されやすい企業を選ぶことです。年収を下げないよう、自身のスキルや経験を評価してくれる企業を探しましょう。

キャリアビジョンをはっきりさせる

自身の理想とするキャリアを明確に伝えることで、収入面を優遇してくれる場合があります。入社意欲の高さやプレゼンテーション能力、計画的な行動力を示すことで、転職後まもなく収入を上げることも可能です。キャリアビジョンが明確になっていない人は成果や評価に結びつきにくいため、転職後に年収を維持もしくは上げることは難しいといえます。

転職に活かせる経験・スキルを備えておく

異業種や他社でも優遇される経験やスキル、資格などを事前に取得することが推奨されます。たとえ別会社でも共通して活用できる能力があると判断されれば「即戦力」として採用されます。最初から責任のあるポジションを任せられるため、年収が下がることも少ないでしょう。

転職で年収が上がる場合もある?

現職よりも業績が好調の企業に転職した場合は、年収が上がる可能性があります。同業種への転職や地方から都心部への転職、中小から大手の転職も、年収が上がるパターンです。念入りな企業研究や明確なキャリアビジョンが評価されれば、最初から年収を高く設定してもらえるでしょう。

まとめ

今回は転職で年収が下がるケースや、年収が下がることによる利点、年収を下げてでも転職すべきパターンについて紹介しました。年収を下げずに転職する方法や、反対に年収が上がるパターンも紹介しています。収入面は働くうえで非常に重要なものです。しかし収入だけに固執し、自分らしく働けない環境に身を置き続けることは、今後の人生に悪影響を与えてしまいます。本記事を参考にしつつ、転職で年収が下がることをネガティブなものと捉えず、積極的にキャリアチェンジを検討してみてはいかがでしょうか。

監修者・竹節 正輝

竹節 正輝

日本郵便 本社IT新規事業→パーソルキャリアにて個人表彰、新規事業創出プログラムDrit大賞→パーソルイノベーション株式会社 地方副業Loino PdM 霞ヶ関でキャリアをスタートしたのち、転職サイトdoda、事業立ち上げも経験。キャリアアドバイザーとイントレプレナーの2つの顔を持つ。

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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