カスタマーエンジニアはどんな仕事?必要なスキルや目指し方について解説

2023年8月21日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

IT技術の推進や導入を重要視する企業が増加傾向にある昨今、さまざまなエンジニア職が注目されています。今回は、クライアント先に訪問し、IT製品の導入支援・保守点検を担当する「カスタマーエンジニア」について紹介します。
カスタマーエンジニアという職種を耳にしたことはあっても、具体的な仕事内容まで把握しきれていない人も多いでしょう。本記事では、カスタマーエンジニアの仕事内容や目指し方、求められるスキルや転職にまつわる知識も紹介していきます。IT化が重視される昨今の市場で、エンジニアとしてのキャリアを形成したいと考えている方はぜひ参考にしてください。

カスタマーエンジニアとは

「CE」とも呼ばれるカスタマーエンジニア(Customer Engineer)とは、IT製品の導入や保守・点検、問い合わせ対応などを行うエンジニア職です。従来は、OA機器やネットワーク機器の修理などを行うエンジニア職として知られていましたが、ITインフラ・ITシステムが台頭する昨今においては、IT関連の活用サポート・保守・点検・修理といった幅広い範囲で活躍するようになりました。

カスタマーエンジニアの仕事内容

クライアントのニーズに応えられる機器の提案・選定がカスタマーエンジニアの仕事です。対応するクライアントごとにマッチする機器は異なることを理解し、最適な提案・選定を行う必要があります。
導入が決定した機器の設置や、機器・システム導入後のアフターフォローなどもカスタマーエンジニアが担当します。また、既存の顧客に対して自社製品のバージョンアップ版を売り込むことも、カスタマーエンジニアの仕事です。

カスタマーエンジニアになる方法

カスタマーエンジニアを目指すのであれば、必要なスキルや資格を身につけたうえで企業にアプローチすることが大切です。どのようなスキル・資格が求められるかは後ほど解説します。
スキルや資格を身につけても思うように転職活動を進められない場合は、転職エージェントを活用してください。転職エージェントであれば、市場と自身のニーズにマッチする最適な求人を紹介してくれます。

カスタマーエンジニアに求められるスキル・資格

ここでは、カスタマーエンジニアになるために必要なスキル・資格をそれぞれ紹介します。

スキル

カスタマーエンジニアを目指すうえでは、ITシステム全般に関する知識を身につけておく必要があります。アプローチする自社製品を理解することはもちろん、他社の製品知識も身につけることで臨機応変に対応できるようになります。またカスタマーエンジニアは、ハードウェア・ソフトウェア両方の知識が必要になる仕事です。そのため、まずはシステムエンジニアとしての経験・実績を身につけたうえでカスタマーエンジニアを目指すことがおすすめです。
クライアント先で直接やりとりすることも多いため、高いコミュニケーション能力も求められます。

資格

カスタマーエンジニアへの転職を有利に進めたいならば、電気工事系・IT系それぞれの関連資格を身につけておくことをおすすめします。主な資格は以下の通りです。

電気工事系資格IT系資格
・認定電気工事従事者
・電気工事士
・工事担当者
・ITパスポート
・基本情報技術者
・応用情報技術者

未経験からカスタマーエンジニアを目指すには?

結論、未経験からカスタマーエンジニアを目指すのは困難です。システムエンジニアが取り扱うようなハードウェア・ソフトウェアの知識・経験が求められるため、完全未経験でカスタマーエンジニアに就職することは現実的ではありません。
システムエンジニアからのキャリアパスとしてカスタマーエンジニアを考えることが、もっともスタンダードな目指し方です。もしくは、カスタマーエンジニアへの転職が有利になる資格を事前に取得しておくことで、未経験であることをカバーしましょう。カスタマーエンジニアとしての経験はなくても、経験値不足を補えるものがあるとアピールできれば、未経験でも転職しやすくなります。

カスタマーエンジニアへ転職する際に重要な知識

カスタマーエンジニアへ転職するのであれば、年収や将来性、やりがいや適性、キャリアパスについて把握しておくことも大切です。ここでは、カスタマーエンジニアを目指すうえで押さえておきたい知識を紹介します。

年収・将来性

求人ボックスにより発表された2023年4月時点のデータを見ると、カスタマーエンジニアの平均年収は548万円でした。専門的な知識・技術・経験が求められる領域であることを加味すると、年収は比較的低い部類に入ります。
参考:求人ボックス|カスタマーエンジニアの仕事の年収・時給・給料
また昨今は、AIによる対応の自動化やクラウドによる効率化の動きを受け、カスタマーエンジニアの将来性が危ういのではないか?といわれています。しかし、最終的には人間がシステムに触れるため、何らかの形でカスタマーエンジニアの仕事が求められると判断できます。将来的に「なくなる仕事」とはいえないものの、活躍できる範囲が狭まることは想像できます。そのため、カスタマーエンジニアの知識を活かして、新たなキャリアパスを視野に入れることも大切です。

やりがい・厳しさ

クライアントの悩みを直接解決することで、感謝される機会が多いことがカスタマーエンジニアのやりがいです。新型コロナウイルスの影響で対面のやりとりが減っている昨今、クライアントから直接お礼を言ってもらえるのは非常に貴重な経験です。人のために何かをしたいと思っている人にとって、感謝されることで感じるやりがいは非常に価値のあるものといえます。
ただし、専門知識や技術を十分に身につけたうえでないと、そもそもカスタマーエンジニアとして活躍できないのが厳しい一面です。幅広い範囲での対応が必要とされるため、常に臨機応変さが求められるのもカスタマーエンジニアならではの厳しさといえます。

適性

カスタマーエンジニアになる前に、自身に以下の適性があるかどうか客観的に判断してください。

  • 最新機器に触れるのが好き
  • コミュニケーションが苦にならない
  • 急なトラブルにも慌てず対応できる
  • 体力・精神力に自信がある
  • 細部の不備やミスに気づける

これらの適性に当てはまらなければ、カスタマーエンジニアには向いていないと判断できます。

キャリアパス

カスタマーエンジニアとしての経験を活かし、プロジェクトの管理にまわるのが一般的なキャリアパスです。自分の身につけたノウハウを、プロジェクトメンバーに与えられるやりがいがあります。プロジェクト全体を管理することで責任も伴うため、収入アップも期待できます。
また、カスタマーエンジニアの経験を活かしてインフラエンジニアへのキャリアチェンジもおすすめです。カスタマーエンジニアとインフラエンジニアは業務が似ている部分もあるため、活躍しやすい領域といえます。インフラエンジニアの年収がカスタマーエンジニアと比較して高い傾向にあることから、収入面でもメリットのあるキャリアチェンジだといえます。

まとめ

今回は、クライアント先に直接訪問し、機器のトラブルなどを解消するカスタマーエンジニアについて紹介しました。カスタマーエンジニアの仕事内容や目指し方、必要なスキルや転職にまつわる知識をまとめています。本記事の内容を参考に、カスタマーエンジニアとして活躍することを検討してみてはいかがでしょうか。

監修者・押目 隆之介

押目 隆之介

日本郵船グループにて3年間国際物流業務に従事。
リクルートに転職し、約5年間住宅・不動産領域のメディア営業およびマネジメントを経験後、前職のAbemaTV(サイバーエージェントより出向)にてコンテンツ戦略プロデューサーとして約4年間勤務しておりました。

現在は、自身の事業の経営も行いながら、リクルート時代の同僚であった中田の立ち上げたIzulにて、20~30代の方々を中心としたキャリア支援のお手伝いもさせていただいております。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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