エンジニアの種類はどのくらいある?分類別の特徴や仕事内容を紹介

2023年6月7日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

新型コロナウイルスの感染拡大などを受けて在宅勤務の需要が高まり、エンジニアの仕事がより注目されるようになりました。しかし、エンジニアの具体的な仕事内容は、関わっていないとわからない部分が多いものです。今回は、エンジニアの仕事内容や適正、平均年収や将来性について解説します。多岐にわたるエンジニアの種類についてもまとめているので、自身の適正とあわせてエンジニアへの転職を検討してみましょう。

エンジニアとはどんな仕事?

エンジニアとは、情報技術に特化したシステム提供をメインに行う仕事です。一般的にイメージされるのは「IT系」のエンジニアですが、機械系・航空系・音楽系など、その定義は多岐に渡ります。

エンジニアの適性

エンジニアになるためには、各領域に特化した専門技術を有していることが最低限の条件といえます。IT系のエンジニアであれば関連するIT技術を身につけたり、航空系のエンジニアであれば航空機の知識を身につけたりといったイメージです。
またエンジニアは、各領域における専門的なノウハウが必要となるため、仕事に対する探究心がある人が向いています。エンジニアの仕事は結果がすぐに出ないこともあるため、モチベーションを高く保ち続けなければなりません。より優れた知見を身につける前向きさもあわせて、探究心を持てる人がエンジニアに向いているといえます。
ほかにも、チーム単位で仕事をすることが多いため、優れたコミュニケーション能力が求められる仕事です。多くは在宅勤務で取り組める仕事ではあるものの、定期的にチームメンバーとやりとりする場面も多いでしょう。人と関わりながら、一つの成果物を完成させることにやりがいを感じられる人がエンジニアに向いています。またコミュニケーション能力に付随し、部下をまとめたり、納期を管理するマネジメント能力も求められるでしょう。
ここで紹介したいくつかの適性があると自覚できれば、自身がエンジニアに向いている人材だと判断できます。

平均年収

ITエンジニアを例にあげると、平均年収はおよそ490万円(正社員)といわれています。月給換算だと41万円、初任給だと22万円程度が相場であり、日本の平均年収と比較すれば高い方といえるでしょう。
情報参考:求人ボックス(ITエンジニアの仕事の年収・時給・給料)

将来性

エンジニアは将来性がある職種といえるでしょう。近年はインターネットが急速に普及し、インターネットを活用しない企業は少数派です。今後の拡大も期待できる業界であり、さらなる需要増加が見込めます。

エンジニアの主な種類は?

エンジニアには主に、開発系・インフラ構築系を中心に、さまざまな種類があります。それぞれの種類でも多岐にわたる分類があり、求められるスキルや仕事内容が大きく異なります。

開発系の種類

ここでは、開発系に分類されるエンジニアについて解説します。

システムエンジニア

SEと呼ばれる仕事で、クライアント先のシステム導入において必要な設計をメインに行います。エンジニアの中でもクライアントと関わる機会も多いため、専門知識だけでなくコミュニケーション能力も求められます。
システムエンジニアを目指す方必見!仕事内容・適性・将来のキャリアパスなどを解説

フロントエンドエンジニア

HTMLやPHPなど、プログラミング言語を用いてWebサイトの表側を構築するエンジニアです。デザインの観点も必要になるため、クライアントとマッチする感性を持っていることも大切です。

バックエンドエンジニア

JavaやRubyなど、フロントエンジニアとは異なる言語でWebサイトを構築するエンジニアです。入力した情報をもとに検索結果を表示させるなど、Webサイトの裏側を担当する仕事と認識しておきましょう。

プログラマー

システムエンジニアなどが作成した仕様書をベースに、実際の開発を担当するエンジニアです。プログラミングの専門知識など、より現場レベルのスキルが求められる領域といえます。
プログラマーとは?仕事内容や種類、転職に必要なスキルについて解説

エンベデッドエンジニア

「組み込みエンジニア」とも呼ばれるエンジニア職で、家電製品などを制御するための機械を設計する仕事です。近年注目されるIoTの発展にも付随し、需要が高まっている領域です。

アプリケーションエンジニア

スマホアプリなどのソフトウェアを設計する仕事です。システム開発を行うSEとは異なり、アプリケーションに特化した設計・開発を担当します。SEと対をなす存在として「AE」と表記されることもあります。

インフラ構築系の種類

続いて、インフラ構築系のエンジニアについて紹介します。

ネットワークエンジニア

ネットワークの設計・運用を担当するエンジニアです。設計や運用だけでなく、構築や保守など、ネットワークにまつわるあらゆる仕事を担当します。

サーバーエンジニア

Webサーバー・メールサーバーなど、各種サーバーを設計・運用するエンジニアを指します。クライアントのサーバーが24時間・365日正常に稼働するように、専門的な知見をもとに管理することが求められます。

セキュリティエンジニア

各種システムをサイバー攻撃から守るセキュリティ施策を実施するエンジニアです。情報漏洩に対する危機感を持つ企業も増加傾向にある中で、需要の高まっている領域といえます。

クラウドエンジニア

各種クラウドサービスを活用し、インフラ環境を設計・構築・運用するエンジニアを指します。クラウドエンジニアが取り扱うサービスにあげられる代表例は、AWS(Amazon Web Services)などです。

データベースエンジニア

データベースの設計・運用を担うエンジニアです。ソフトウェアやWebシステムにより、処理されたデータを取り扱うことが多い仕事といえます。

その他エンジニアの種類

ここでは、開発系・インフラ構築系以外に分類されるエンジニアについて解説します。

セールスエンジニア

自社で開発したソフトウェアなどを、クライアントに対して営業するのが主な仕事です。エンジニアとしての専門知識だけでなく、一般的な営業スキルも求められます。

フィールドエンジニア

クライアント先に出向き、直接システム機器を導入するエンジニアです。導入した機器を保守・修正するのもフィールドエンジニアの仕事です。

サポートエンジニア

クライアントやユーザーに対し、システム・ソフトウェアに関するサポートを提供するエンジニアです。自社製品に関する知識だけでなく、コミュニケーション能力や話術も求められます。

社内SE

自社内のシステムに特化したエンジニアです。社内におけるネットワーク環境の構築をはじめ、ヘルプデスクのような仕事を担当することもあります。一般的なシステムエンジニアと同様の適性やスキルが必要である仕事と認識しておきましょう。
社内SEとは?SI・SESとの違いや仕事内容、求められるスキルを解説

院内SE

医療機関に在籍して活動するエンジニアのことです。病院業務におけるシステム管理などに特化したエンジニアで、システム関連の知識だけでなく、人の命を預かる自覚・責任感が求められます。

ITコンサルタント

ITを通じ、企業の経営にまで関わる仕事です。エンジニアとしての幅広いITスキルが求められるだけではなく、クライアントに寄り添いながら課題を抽出・解決できる能力が必要です。

プロジェクトマネージャー

システムエンジニアとして経験や実績を積んで、将来的なキャリアとして選択肢にあがるのがプロジェクトマネージャーです。より上流工程に該当する要件定義や外部・内部設計を担当します。

まとめ

今回は、エンジニアという仕事の概要や適性、平均年収や将来性について紹介しました。インターネットの需要が高まり続ける昨今において、今後ますます拡大が期待される領域です。今回紹介したエンジニアの種類なども参考にしつつ、エンジニアとして活動することを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

監修者・植草 陽光

植草 陽光

日本製鉄株式会社⇒株式会社リクルート⇒株式会社Izul

1社目では製鉄所での生産管理、本社でのグローバル購買職などバックオフィス系の業務に従事。29歳で営業未経験でリクルートに入社し、地場大手会社の深耕営業を実施し入社半年で表彰を獲得。自身が転職を通じて人生を変えた経験から、Izulのビジョンに共感し、現在は同社のキャリアアドバイザー職として従事。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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