証券アナリストとは?仕事内容や必要な資格、目指す方法、キャリアパスについて解説

2023年6月25日

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Izul広報チーム

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証券アナリストは金融機関に所属して企業動向・経営状態・経済情勢を調査分析し、株価の将来予測を立てるなど、金融や投資のプロとして活躍する職種です。この記事では、証券アナリストの仕事内容や目指すための方法を解説しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。

証券アナリストとは

証券アナリストとは、証券会社・運用会社といった金融機関に所属し、株価の評価や金融の将来予測を行う仕事を指します。もともと、アナリストは「分析」「解析」などの意味を持つ「アナリシス」という単語から誕生した言葉です。企業動向・経営状態・経済情勢などさまざまな情報を調査・分析する必要があり、幅広い専門知識が求められます。
証券アナリストは、「セルサイド(売る側)」と「バイサイド(買う側)」の2種類に分かれます。セルサイド・アナリストは証券会社に所属し、投資家向けにマーケット情報を提供します。証券アナリストという場合には、セルサイドを指すことが一般的です。バイサイド・アナリストは投資顧問会社などに所属し、自社のファンドマネージャーが投資先を選定する際の判断材料としてレポートを作成します。

証券アナリストの仕事内容

証券アナリストの業務の中心となるのは、主に情報収集と分析です。財務諸表分析などを用いて企業や業界の動向を調査し、株式の投資価値について評価を行います。必要な情報を集めるために、決算説明会への出席や経営者インタビューなどに参加することも少なくありません。証券アナリストは「株を売る側」なのか「株を買う側」なのかによって具体的な仕事内容が異なるため、以下の項目で詳しく解説します。

セルサイドアナリスト

セルサイドアナリストとは、株の銘柄調査や分析を行い、顧客の投資家に対して必要な投資情報を提供する職種のことです。企業の成長性・収益性を基準として、株価の価値が適正かそうでないかを判断します。セルサイドアナリストが作成したレポートは、投資家が投資判断を行う際の参考資料として活用されています。

バイサイドアナリスト

バイサイドアナリストとは、自社の資産運用のために担当企業の調査・分析を行う職種のことです。主に、運用会社や銀行といった機関投資家の立場で活動する証券アナリストを指します。バイサイドアナリストが作成したレポートは、社外の機関投資家のファンドマネージャーや社内の営業マンに提供されることが一般的です。

証券アナリストの平均年収

日系企業の場合、証券アナリストの平均年収は約651万円です。日本の平均年収である445万円と比べると、かなり高額であることがわかります。さらに、外資系の証券アナリストになると平均年収は約800万〜1500万円まで増加します。高年収を狙いたい方にはぴったりの仕事といえるでしょう。

証券アナリストのやりがい

証券アナリストはさまざまな専門知識が求められますが、その分多くのやりがいを感じられる仕事です。ここでは、その中でも代表的なものを3つご紹介します。

予想を的中させる達成感を得られる

証券アナリストのやりがいの1つ目は、予想を的中させる達成感を得られることです。膨大な情報を収集・分析し、判断したデータは、投資家が投資を行う際の参考になります。自分が予測した通りに市場が動き、投資家から信頼を獲得できると、大きなやりがいを感じられるでしょう。

データ分析を通じて業界の知識を深められる

証券アナリストのやりがいの2つ目は、データ分析を通じて業界の知識を深められることです。株式の評価を判断するには、担当する業界についてさまざまな角度から深く情報を集める必要があります。業務を通じて自然と知見が増えていくことも、証券アナリストならではの魅力です。

携わる業界が多く人脈を広げやすい

証券アナリストのやりがいの3つ目は、携わる業界が多く人脈を広げやすいことです。業界調査を行う際は、パソコンで資料を見るだけでなく、実際に決算説明会に参加したり経営者に直接会って話を聞いたりすることもあります。仕事を通じてさまざまな業界・業種の人と出会う機会が多く、自然と人脈を広げていけるでしょう。

証券アナリストの厳しさ

証券アナリストは多くのやりがいを得られる仕事ですが、当然厳しい面も存在しています。ここでは、証券アナリストの厳しさについて代表的なものを2つご紹介します。

高い予想的中率を求められる

証券アナリストの厳しさの1つ目は、高い予想的中率を求められることです。上述の通り、顧客である投資家は証券アナリストが作成するレポートを参考にして投資を行います。顧客の要望に応えるためにも、1つ1つの案件に対してより徹底した分析・調査が必要です。

投資家・案件によって業務量が多くなる

証券アナリストの厳しさの2つ目は、投資家・案件によって業務量が多くなることです。特に、9月・3月といった決算が集中する時期には情報収集と分析の量が増え、残業時間も長くなる傾向にあります。仕事とプライベートをしっかり分けたい方にとっては、より大変だと感じやすくなるでしょう。

証券アナリストに向いている人の特徴

証券アナリストに向いている人の特徴は、経済学・経営学・政治など幅広い分野に深い関心を持っていることです。毎日勉強を欠かさず、地道に情報収集できる方は適性があるといえます。また、証券アナリストは顧客や企業の経営者といった社内外の人との関わりが多い仕事です。コミュニケーション能力の高い人は、業務においても力を発揮することができるでしょう。

証券アナリストに必要な資格

証券アナリストになるために特別必要な資格はありませんが、転職や昇進で有利になるためには、CMA(日本証券アナリスト協会認定アナリスト)を取得するとよいでしょう。CMAは金融系の中でもトップクラスの難易度を誇り、企業財務・金融商品・ファイナンス理論などの幅広い知識を習得したことを証明する資格です。受験資格として3年以上の実務経験も求められるため、合格するためには計画的な準備が必要になります。

証券アナリストになるには?

証券アナリストになるためには、いくつかのステップを踏む必要があります。基本的には証券会社などの金融機関に就職しても、はじめから証券アナリストとして配属されるケースはほとんどありません。各部署で経験を積み、関連知識について深い理解があると評価されることを目指しましょう。また、上述でも取り上げたCMA(日本証券アナリスト協会認定アナリスト)の資格を持っていると、有利に働くことがあります。

証券アナリストのキャリアパス

証券アナリストのキャリアパスには、さまざまな道が想定されます。キャリアのステップアップとして一般的なケースは、外資系企業に転職することです。外資系企業は能力主義の職場が多く、これまでよりも高い年収を目指せます。その他にも、経営コンサルタント・ファンドマネージャー・コンサルタントなど自分の適性や興味に応じて専門性を活かせる職種に就くことも可能です。

まとめ

この記事では、証券アナリストについて解説しました。証券アナリストは一見華やかな職種に見えますが、自分でも足を動かして情報収集をする地道な仕事です。時期や顧客によっては激務になる場合もあるものの、働き方によっては高収入を目指すこともできます。証券アナリストを目指してみたい方は、今回の記事もぜひ参考にしてください。

監修者・浦田 段

浦田 段

新卒で総合商社に入社。繊維部門で法人営業、政府の大型案件などを経験。その後HRスタートアップのミイダスで、新人賞、売上歴代ギネス記録、年間MVPなどを総ナメし4ヶ月で最短管理職昇格。売上26億円に貢献(4年で1600倍成長)し、Izulにジョイン。
現在は、Izulと並行してアグリテックベンチャー企業にも参画。

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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