ロイヤリティとは?言葉の意味や種類、業界の相場を解説

2022年11月28日

2023年5月30日

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Izul広報チーム

Izul広報チーム

ロイヤリティとは、ビジネスシーンで特許権や商標権、著作権といった権利の使用料を指す言葉です。よく耳にする言葉ですが、ロイヤリティの詳しい意味や内容を理解されている方は少ないでしょう。本記事では、ロイヤリティの言葉の意味や種類、業界の相場を中心に解説します。

ロイヤリティとは

日本のビジネスシーンにおけるロイヤリティは、「特許権」「商標権」「著作権」など権利の使用料を指すことが一般的です。ちなみに音楽や写真使用料なども該当します。
ビジネスシーンにおけるロイヤリティの使い方は、以下の通りです。

  • 「著作権者にロイヤリティを支払う」
  • 「本部に売上の20%のロイヤリティが入る」

なお、英語では「ロイヤルティ」が正しい発音ですが、日本語では発音も表記も「ロイヤリティ」と表されます。またビジネスシーン以外では、ロイヤリティ(Royalty)は、王族・王位・気品などの意味で用いられます。

ライセンス料

ロイヤリティと似た言葉にライセンス料がありますが、ロイヤリティとライセンス料に大きな違いはなく、企業によってどちらを使うかはさまざまです。なお、ライセンス料はライセンスフィーと呼ばれることもあります。

ミニマムロイヤリティ

ミニマムは、最小限・最小を意味する言葉で、ミニマムロイヤリティは売上に関係なく支払う最低支払金のことを指します。このミニマムロイヤリティを理解するには、ランニングロイヤリティという言葉の意味を把握しておく必要があります。ランニングロイヤリティとは、 決められた期間内で商品やサービスがどれだけ製造され使用されたかに応じて、一定の割合を支払うロイヤリティのことです。

ミニマムロイヤリティはランニングロイヤリティに追加する場合と、充当して支払う場合の2ケースがあります。
追加して支払うパターンとはミニマムロイヤリティを100、ランニングロイヤリティを50とした場合、合計150を支払うケースが該当します。
充当して支払うパターンはミニマムロイヤリティを100、ランニングロイヤリティを150とした場合、差し引いた50を支払うケースが該当します。

ビジネスではどちらもよく耳にする言葉です。意味を混同しないよう頭に入れておきましょう。

ロイヤルティとの違い

ロイヤリティと非常に間違いやすい言葉にロイヤルティがあります。ロイヤルティは、忠義・忠誠・誠実などを指し、英語の「Loyalty」を由来としている言葉です。一般的に「顧客ロイヤルティ」「従業員ロイヤルティ」と使われます。「顧客ロイヤルティ」は顧客が企業自体や企業のサービス、製品に対して持つ信頼や愛着心を意味します。これに対して「従業員ロイヤルティ」は勤める企業に対して持つ信頼や愛着心、帰属意識を指します。

ロイヤリティの相場

本項目ではフランチャイズのロイヤリティの相場を紹介します。なおフランチャイズとは、加盟店が親企業にロイヤリティを支払って、経営ノウハウやブランド名を利用して事業を行うビジネスシステムです。業界や本部の方針でロイヤリティの相場は変わるため、あくまでも目安として参考にしてください。

飲食業

飲食業のロイヤリティの相場は加盟店の売り上げの3%~10%が一般的ですが、割合ではなく一律月/〇〇万円と設定されている場合もあります。飲食店のフランチャイズによる開業では多くの場合、飲食店の名前(屋号)や商標(ロゴ、マークなど)、店舗運営マニュアルやノウハウなどの提供を受けることができます。

サービス業

サービス業は原価率が低いことが特徴ですが、ロイヤリティは5%~20%と高めに設定されていることが多いです。飲食店のように、割合ではなく一律月/〇〇万円と設定されている場合もあります。これはサービス業では、目に見えないサービスやノウハウの提供を行うためです。具体的には学習塾のロイヤリティは10%~30%、ハウスクリーニング店などは4万円~8万円程度に設定されていることもあります。

小売業

小売業の種類は多いため相場にも幅があることが実情ですが、ロイヤリティの相場は10%程度に設定されていることが多いです。特に小規模な店舗形態などでは、ロイヤリティを一律月/〇〇万円と設定しているケースも見受けられます。

フランチャイズのロイヤリティ

先述したようにフランチャイズとは、ロイヤリティを支払うことで、経営ノウハウやブランド名を使用する権利を得られるビジネスシステムです。フランチャイズの本部であるフランチャイザーだけでなく、加盟店のフランチャイジーにもメリットがあるため、多くの業種で取り入れられています。
フランチャイズに加盟するフランチャイジーのメリットは、以下の通りです。

  • フランチャイザーの持っているノウハウやブランド力を活かせる
  • フランチャイザーが行う大規模な宣伝を利用できる

また人材の採用に関しても本部であるフランチャイザーが代行することが多いため、フランチャイジーは事業や店舗運営に関する不安が少ないです。

一方でフランチャイズに加盟するデメリットもあります。
フランチャイズに加盟すると、営業時間や休業日、販売価格、オペレーション、レシピの徹底など多くのマニュアルが適用されます。そのため、フランチャイザーが決めたマニュアルを逸脱、違反した場合には違約金・ペナルティが発生する場合があります。
またフランチャイズ本部や別の加盟店で不祥事やトラブルが起こった場合、ブランド力や信用の低下に繋がるリスクもあります。なお、自店でフランチャイズのブランド価値を下げてしまうような不祥事やトラブルを起こしてしまった場合は、損害賠償請求される場合があるためこの点にも注意が必要です。

ロイヤリティの種類

ロイヤリティには、「売上歩合方式」「定額方式」「粗利分配方式」の3種類があります。それぞれの特徴は以下で解説します。

売上歩合方式

売上歩合方式は、獲得した売り上げに一定の割合をかけた金額で算出されます。ロイヤリティの中でも最も一般的な方式です。たとえばロイヤリティが10%で売上金額が1,000万円の場合、加盟店が支払う金額は100万円となります。
売上歩合方式は売上に応じてロイヤリティが決まるため、売上が低ければロイヤリティの負担が少なくなる点がメリットです。一方で仕入れの価格が上がり利益が減っても、ロイヤリティは売上を対象にしているため、ロイヤリティの比率が高くなってしまうデメリットも持ち合わせています。

粗利分配方式

粗利分配方式では、粗利(売上から商品の原価を引いた金額)から前もって決められた割合のロイヤリティを支払います。コンビニエンスストアで多く採用されている方式です。フランチャイズ本部が設定したロイヤリティ比率が適用され、売上総利益の30%~50%を本部に支払うことが一般的です。
粗利分配方式は、利益が大きくなるほどロイヤリティも高くなりますが、その分加盟店の利益も大きくなります。このようにフランチャイジーとフランチャイザー双方の利益を増やせる点が、粗利分配方式の魅力です。

定額方式

定額方式は売上や粗利にかかわらず、契約時に決められた一定の金額を支払う方式です。ロイヤリティが変動しないため、資金管理がしやすい点がメリットで、売上が上がれば大きな利益を手にできます。一方で売上を思うように上げることができなければ、ロイヤリティの比率が上がってしまう点はデメリットとして頭に入れておく必要があります。

まとめ

本記事では、ロイヤリティの意味や種類、業界ごとの相場を解説しました。業界ごとによって相場には差があります。またロイヤリティには3種類あり、それぞれ特徴は異なります。まずは3種類のロイヤリティの特徴を理解し、どの方式が自社に最も利益をもたらしてくれるか把握しましょう。

監修者・竹節 正輝

竹節 正輝

日本郵便 本社IT新規事業→パーソルキャリアにて個人表彰、新規事業創出プログラムDrit大賞→パーソルイノベーション株式会社 地方副業Loino PdM 霞ヶ関でキャリアをスタートしたのち、転職サイトdoda、事業立ち上げも経験。キャリアアドバイザーとイントレプレナーの2つの顔を持つ。

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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