コンサルに英語は必須?英語力に自信がない人が活躍する方法

2022年8月18日

2024年1月22日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

コンサルは、企業経営における課題の抽出や改善案の提示・実行を行う職種です。担当するクライアントが英語圏の場合は、当然英語力が必要になります。ここで気になるのが、英語が求められるコンサルの種類や英語力のレベルではないでしょうか。この記事では、英語力が必要になるコンサルの種類や求められるレベル、英語に自信がない人がコンサルとして活躍する方法について詳しく解説します。

英語力が求められるコンサルとは

コンサルの業務は、海外の企業や取引先と密接に関わっているケースが多いため、クライアントが英語圏国籍の人であれば英語力が必須となります。また、クライアントが日本人の場合でも、英語力が求められるケースがあります。例えば、クライアントの取引先が英語圏の国にある場合、業務資料の読み込みに英語力が必要になります。就職先企業のクライアントを知ることで、英語力がどの程度必要かどうかがわかるでしょう。特に次のようなコンサルには、英語力が求められます。

外資系企業のコンサル

外資系企業のコンサルは、社内に外国人が在籍していたり、英語圏の国のクライアントと取引するケースが多く、英語力が求められます。外資系企業とは、外国資本の比率が一定以上ある企業のこと。業種・業態によっては、英語以外の言語が求められる場合もある点に注意が必要です。

海外に取引先がある企業のコンサル

海外企業と取引をしている企業のコンサルにも英語力が求められます。コンサルの業務は経営課題の抽出および解決策の提示・実行なので、取引先の資料を読み込んで的確にアドバイスする必要があります。英語力が十分ではない場合、資料の内容を正しく理解することができず、適切なコンサルティングができなくなる恐れがあります。

グローバル化を推進したい企業のコンサル

グローバル化とは、海外進出や拠点拡大、海外企業との取引を積極的に行い、技術・文化の発展および生産性の向上を図ることです。グローバル化を推進している企業は必然的に海外企業との取引が多くなるので、英語の使用頻度が非常に高くなります。また、海外に支店を出す場合、現地の個人客とのコミュニケーションや事業計画の立案などに英語力が必要です。

英語圏国籍の人が在籍する企業のコンサル

英語圏国籍の人が在籍する企業のコンサルにも英語力が求められます。外国人が在籍する企業といえば外資系企業をイメージしがちですが、日本企業でも外国人の採用が増加傾向にあります。コンサル業務において英語圏国籍の人とコミュニケーションを取る場合、英語力は必須です。その人物が日本語に長けていたとしても、細かなニュアンスの違いを伝えるためには英語のほうが適している場合があります。また、相手の母国語で会話をした方が信頼関係を築きやすく、親近感を与えやすいというメリットがあります。

コンサルに求められる英語レベル

ビジネスの世界における英語レベルは、TOEICのスコアで判断することが一般的です。TOEICはアメリカの「Educational Testing Service(ETS)」が開発した英語コミュニケーション能力テストで、スタンダードな英語力の測定方法として世界中で実施されています。日常生活やビジネスで使える実践的な英語力を測定できるので、コンサルの英語力を証明する際に役立ちます。コンサルに求められる英語力のレベルについて、ケース別に詳しく見ていきましょう。

ネイティブレベルを求められるケース

ネイティブレベルの英語力を求められる場面は、外国の現地にて英語圏国籍の人と直接コミュニケーションを取るケースです。書面・メール等でのコミュニケーションであれば、その都度わからない英語を調べることができます。しかし英会話でやりとりをする場合は、瞬時に英語を理解できる読解力がなければ問題が生じます。

また、外資系企業や海外企業の担当者に対して営業を行う場合も、ネイティブレベルの英語力が必要になります。コンサルの必要性を理解してもらうためには、自然な英語力が欠かせません。自身の英語力が不足していると、コンサルを依頼するメリットや成功イメージを正しく伝えることができず、契約が難しくなります。

ビジネスレベルを求められるケース

グローバル化を目指している企業等のコンサルを行う場合は、ビジネスレベルの英語力が必要になるでしょう。海外進出のために解決すべき課題を抽出するには、海外企業や市場のデータを分析したり、ときには現地の企業とコンタクトを取ったりする必要があります。また、人事系コンサルとして、人材能力開発を目的に英語圏国籍の従業員とコミュニケーションを取る場合も、ビジネスレベルの英語力が必須となります。

日常会話レベルを求められるケース

社内の英語圏国籍の従業員とコミュニケーションを取るだけであれば、日常会話レベルの英語力があれば十分です。モチベーションを引き出すことが目的なら高度な英語力は必要なく、むしろ信頼関係を構築するための会話力が求められます。より専門的な業務内容について話す場合は、ビジネスレベル以上の英語力が必要になるケースも出てきます。

求められる英語力はコンサルの内容やクライアントによっても異なるため、最初にどの程度の英語力が必要になるか事前に調査しておくことが大切です。

英語力に自信がないコンサルが活躍する方法

英語力に自信がないコンサル志望の方は、英語を使わなくてもよい案件を扱うコンサルティングファームに就職するか、コンサルとして経験を積みながら英語を学ぶ方法があります。

日系企業を対象としたコンサルを目指す

英語が苦手な方は、日系企業をクライアントとするコンサルを目指す方法があります。日系企業は外国人の従業員が在籍していたとしても、大部分は日本人で構成されています。そのため、日常会話レベルの英語力があれば十分に業務を遂行できるでしょう。

ただし、今後グローバル化を目指す企業であれば、将来的に英語力が必要になるケースもあります。どのような業務にも対応できるように、可能な限り高い英語力を習得することを検討しましょう。

コンサルで経験を積みながら英語を学ぶ

英語力が求められる現場に身を置き、実践的な英語を学びながらコンサルとしての経験を積むこともひとつの手です。この場合、英語力が低いことが原因でトラブルが起きる可能性があるため、英語力が高い人とタッグを組んで対応するのがベストです。また、グローバル化を実現するためのコンサルは、日頃の業務において高度な英語力が必要とされるため、英語力に自信がない人には向きません。

「日本語で対応できる海外データの調査案件」「海外のクライアントとメールで簡単なやりとりを行う案件」などが多い就職先を選べば、実践的な英語を学びつつコンサルとして大きく成長できます。

まとめ

コンサルの業務に英語力は必須ではありません。ただし、外資系企業やグローバル化を推進している企業などがクライアントの場合は、ある程度の英語力が求められます。業務内容によって求められる英語力は異なるため、就職希望先のコンサルティングファームの主なクライアントを事前に確認することが大切です。

監修者・西本 威昭

西本 威昭

・国内大手SIerに新卒入社
 SEやPMとして多くのプロジェクトを経験

・KPMGコンサルティング株式会社に転職
 シニアコンサルタントとしてジョイン
 製造業を中心に複数のSCM案件に参画

・アビームコンサルティング株式会社に転職
 マネージャーとしてジョイン
 製造業を中心にSAP関連プロジェクトに参画

・株式会社Izulに転職
 副業のフリーコンサルタントとして活動する傍ら、
 同社キャリアアドバイザーとして従事

著者プロフィール

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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