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グラフィックデザイナーとは?仕事内容・平均年収・やりがい・未経験から目指す方法を解説

2023年6月29日

著者

Izul広報チーム

Izul広報チーム

グラフィックデザイナーは雑誌・看板広告・商品パッケージなど、さまざまなデザイン領域で活躍できる仕事であり、デザインに関連する職業の中でも特に高い人気があります。この記事では、グラフィックデザイナーの仕事内容や年収、未経験から目指す方法について解説します。将来的にグラフィックデザイナーへの転職を考えている方は、ぜひ理解を深めてみてください。

グラフィックデザイナーとは

グラフィックデザイナーとは、印刷物を通して伝えたい情報をデザインで表現する仕事です。広告制作会社やデザイン事務所などで勤務するケースが多く、雑誌の表紙・書籍の装丁・商品のパッケージなど、活躍の場は多岐に渡ります。クライアントのニーズや商品コンセプトを汲み取ってデザインする必要があり、デザイン能力だけでなく高いコミュニケーション能力が求められます。

Webデザイナーとの違い

Webデザイナーとは、その名の通りWebサイトをデザインする仕事です。見た目だけでなく、サイトを訪れたユーザーが使いやすいようにレイアウトを工夫する必要があります。Webデザイナーはグラフィックデザイナーよりもスキルを習得しやすく、デザイン経験が少ない方でも始めやすい点が特徴です。
Webデザイナーとはどんな仕事?必要なスキルや将来性、適性について解説

イラストレーターとの違い

イラストレーターとは、クライアントの依頼に応じてイラストを描く仕事です。ポスターや商品パッケージだけでなく、Webサイトや雑誌の挿絵なども担当します。イラストレーターだけで生計を立てていくことは容易でなく、グラフィックデザイナーの仕事と掛け合わせて働く方が多い傾向にあります。

グラフィックデザイナーの仕事内容

グラフィックデザイナーの仕事は、出版社や広告代理店などから依頼を受けるところから始まります。クライアントと打ち合わせを行い、ニーズや商品コンセプトを確認したうえで、デザインの方向性を決定。その後クライアントにプレゼンを行い、許可を得てからデザイン制作がスタートします。
デザイン制作では、写真・イラスト・テキストなどの素材を揃えて複数のデザイン案を作成し、アートディレクターやクライアントのチェックを受けます。何度も打ち合わせを繰り返しながら修正を行い、納期までにデザインを完成させて入稿データを納品します。

グラフィックデザイナーの平均年収

グラフィックデザイナーの平均年収は、333万円程度です。クリエイティブ職種全体の平均年収374万円と比べると、やや低いことがわかります。また、年代や企業規模によって約300〜500万円と差がある点も特徴的です。グラフィックデザイナーの中には経験・スキルを磨いて独立する方も多く、業種の平均より多くの収入を得ているケースも少なくありません。
引用:doda:年収の高い職業は?平均年収ランキング(職種・職業別)【2022年最新版】

グラフィックデザイナーのやりがい

クライアントの要望を汲み取ってオリジナルの制作物を創造するグラフィックデザイナーは、大きなやりがいを感じられる仕事です。ここでは主な仕事のやりがいを3つ紹介します。

デザインを通じて社会貢献できる

特に大きなやりがいを感じられるポイントは、自分が提案したデザインを通じて社会貢献できる点です。発案したデザインが上司やクライアントに評価されるだけなく、マスメディアや販促物を通じて大勢の人の目に触れることになります。自分がデザインしたものが社会生活に良い影響を与えていると実感できれば、大きな達成感を感じられるでしょう。

さまざまな媒体で作品を発信できる

さまざまな媒体で自身の作品を発信できる点も、やりがいを感じる要素のひとつです。グラフィックデザインは、広告看板・ポスター・商品パッケージなど多様な場面で活用されています。作品が多くの人に注目されて話題になった場合は、仕事に対してより強い誇りを持つことができます。

デザインが評価されると仕事の選択肢が増える

デザインが評価されると仕事の選択肢が増える点も特徴です。グラフィックデザイナーとしての知名度が上がれば、クライアントから直接仕事を依頼されたり、継続依頼を貰えるケースもあります。自身の作品が有名になると、単価交渉や将来的な独立も可能になるでしょう。

グラフィックデザイナーの厳しさ

クリエイティブなスキルを活かして活躍できるグラフィックデザイナーですが、仕事を続けていれば当然辛さを感じてしまう場面もあります。

クライアントの要望対応や修正

自分が良いと感じたデザインと、クライアントがイメージするデザインの完成系が大きく異なるケースも少なくありません。一発でOKを貰える場合もあれば、正しく意図を汲み取れずに何度も修正を繰り返す状況も往々にしてあります。ほかの案件の納期に追われながら短期間で修正を行うケースも多く、クライアントとの相性が悪いと辛さを感じる場合があります。

アイデアが浮かばない場合に苦悩する

依頼内容に適したアイデアが浮かばない場合には、苦悩することが多くなるでしょう。グラフィックデザイナーはクライアントの要望をベースにゼロから新しいデザインを生み出す仕事ですが、時には何もアイデアが思い浮かばない場合もあります。担当する案件に関する知識やデザインのストックが不足している場合は、クリエイター職ならではの生みの苦しみと向き合う必要があります。

グラフィックデザイナーに活かせる資格

グラフィックデザイナーになるために必須の資格はないものの、就職や転職活動で活かせる資格は以下の通りです。

  • アドビ認定エキスパート
  • Photoshopクリエイター能力認定試験
  • Illustratorクリエイター能力認定試験
  • グラフィックデザイン検定
  • DTPエキスパート認証試験
  • DTP検定
  • 色彩検定

資格を通じて、デザインの基本知識やデザインソフトを扱うスキルが身についていることをアピールできます。転職を考えている方は、事前に資格・スキルの習得を目指しましょう。

未経験からグラフィックデザイナーになるには?

デザインの知識が全くない状態からグラフィックデザイナーになるケースはほとんどありません。未経験からグラフィックデザイナーとして働くためには、以下のいずれかの方法を選択するケースが一般的です。ここではいくつかの具体的な方法を紹介します。

専門学校に通う

転職において有効な選択肢のひとつは、専門学校に通うことです。専門学校にはパソコンやタブレット端末、デザインソフトなどの最新機器が揃っており、卒業後に即戦力として活躍するためのスキルを身につけることができます。また、働きながら学べるカリキュラムが用意されているなど、自分に合った学習手段を選びやすい点もメリットです。

美術系の大学に通う

デザイン全般の知識をより深く学びたい場合は、美術系の大学に通うことも有効な手段です。専門学校とは異なり、美術系の知識や英語・情報処理などの一般教養も学べる魅力があります。万が一学習中にグラフィックデザイナーの仕事が合わなそうと感じてしまった場合にも、ほかの進路を選びやすい特徴があります。

独学でデザインを学ぶ

グラフィックデザイナーになるための手段として、オンライン講座や本などを使って独学でデザインを学ぶ方法があります。学校に通うよりも大幅に費用を抑えられるうえに、自分のペースで必要な知識のみを取捨選択できる点がメリットです。最近では仕事の合間に趣味で始めたデザインで副業を行い、経験を積んでから転職・独立する事例も少しずつ増えています。何から手をつければ良いか迷う場合は、PhotoShopやIllustratorなどのデザインソフトの使い方を最初に学習するとよいでしょう。

まとめ

この記事では、グラフィックデザイナーの仕事内容や就職するための方法について解説しました。クリエイティブ職に共通する生みの苦しみに悩まされることもありますが、自身が発案したデザインによって社会の役に立てるやりがいのある仕事です。デザインの経験がない方は、まずは資格の取得から目指してみるのもよいでしょう。記事の内容をよく理解して、転職活動に役立ててみてください。

監修者・押目 隆之介

押目 隆之介

日本郵船グループにて3年間国際物流業務に従事。
リクルートに転職し、約5年間住宅・不動産領域のメディア営業およびマネジメントを経験後、前職のAbemaTV(サイバーエージェントより出向)にてコンテンツ戦略プロデューサーとして約4年間勤務しておりました。

現在は、自身の事業の経営も行いながら、リクルート時代の同僚であった中田の立ち上げたIzulにて、20~30代の方々を中心としたキャリア支援のお手伝いもさせていただいております。

著者プロフィール

Izul広報チーム

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株式会社Izulの広報チームが運用。20代〜30代の若手ハイクラス層から、圧倒的支持を獲得中。働き方や転職のコツなど、キャリアに役立つ情報を発信していきます。

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